最強の生き方 – 他人の期待を満たすために生きるな、自分自身のために生きろ

投稿者: | 2025年3月21日

評価・レビュー

☆4/5

100年以上読みつがれている『RESONABLE LIFE』の新約版だそうです。

最強の生き方というタイトルですが、直訳は「合理的な生活」。

で、合理的な生活という意識で読むと、本書の言いたい内容がすっと伝わるかなと。

その基本は、「自分のために生きろ」です。

つまり他の人はどうでも良いということ。自分の人生なんだから、自分を一番大切にして生きろという話。

また、不安などについても、考えても多くは実現しないので気にするなという感じ。

確かに合理的。

一方で、「無駄があるから人生は楽しい」ともしていて、ストイックに生き続けろ的な感じでもありません。

このあたりはバランスなのかなと思いました。

以下、本文を引用しつつ、個人的なメモ。

他人の期待を満たすために生きるな、自分自身のために生きろ

他人の期待を満たすために生きるな、自分自身のために生きろ

本書の序盤で出てくる言葉なのですが、ちょうど今の自分の状況に突き刺さりました。

結構、自分は誰かのために行動することが多くて、それもかなりパワーを使うんですよね。

で、最近やりすぎと言われたこともあって、ほどほどにしようかなと思っているところです。

喜んで貰えると自分も嬉しいというのが原動力なのですが、やりすぎてしまうと、最終的に自分だけやってるみたいなことも多々おきるので。

失敗を恐れるくらいなら、挑戦して失敗したほうがいい

失敗を恐れるくらいなら、挑戦して失敗したほうがいい。ただ、確かに挑戦するのはすばらしいが、自分以外の何者かになろうともがくのは意味がない。  最初からなれっこないからだ。もがけばもがくほど、深みにはまっていく。

自分はどちらかと言うと、何でも挑戦したい方で、失敗したらそれはそれで経験値が獲得できると思っているタイプです。

なので、ガンガン挑戦はするのですが、自分以外の何者かになろうというのは、確かに無理だなと思いました。

自分は自分で、それ以上でもそれ以下でもなく、自分は他の誰かでもないという話。

本書では、

失敗する人のほうが、実は視野が広い。
美徳と思われがちな慎重さも、度を過ぎるとただの臆病になる。

という言葉もあって、確かにこれもそうかもしれないなと。

失敗を恐れて何もしなければ、何も起きないので、何も得られないという話。

人と上手に付き合うもうひとつのポイントは、決めつけないこと

人と上手に付き合うもうひとつのポイントは、決めつけないこと、つまり、先入観を持って接しないことだ。

今、ちょっと決めつけで他者から攻撃を受けているのですが、人の振り見て我が振り直せじゃないですが、自分も決めつけで行動するのは注意しようと思いました。

決めつけや先入観というのは、そもそもそれまで自分が得てきた情報によって起きると思っています。

しかし、その得てきた情報が正しいかどうかはわからないですし、すべての情報を得ることはできません。

つまり、ベースとなっている情報に偏りがあったり、穴があったりするわけです。

大切なのは、情報のアップデートで、何かに対処するときには、改めて最新の情報を集め、必要であれば対話をするのが良いと思いました。

それですべての情報が得られるわけではないですし、穴がすべて埋まるわけでも無いですが、少なくとも情報のアップデートをせずに判断するよりは、良いかなというレベルです。

本書の言葉を借りれば、

自分がすべてを知っているわけではないといつも肝に銘じておけば、うぬぼれは消え、広い心でもっと人とのかかわりを楽しめるようになる。

という感じかなと。

広い心を持って、人生を楽しむことを優先した方が良いなと思っています。

幸せだと思えるかどうかは、その人の心の有り様次第

ぼくたちはすでに十分な物を手にしているはずなのだ。
それに気づいて幸せだと思えるかどうかは、その人の心の有り様次第だ。

特に日本はそうですが、失業したとてすぐに命の危険にさらされるということもありません。

贅沢をしなければ、十分に美味しい食事や寝床を確保することができます。

その状況を、どう感じるか、どう捉えるかが大切なのかなと。

生活基盤以外の面で言えば、精神的に少し疲れているのもありますが、家族や友人たちにとても助けられているなあとも感じています。

改めて、それらを大切にしたいなと思いました。

友人に打ち明けよ。
たとえ話しづらいことでも、とにかく吐き出せ。自分の中に抱え込んでいても、不安はどんどん大きくなるだけ。

学びのそもそもの目的とは?

「学びのそもそもの目的とは?」という問いを自分に投げかけるのを、誰もが忘れてしまっている。その結果、くだらないことを知って学んだ気になり、最高の人生に近づけたと勘違いしてしまうのだ。

本書の言葉で、個人的にかなり心に響いたのが上記のフレーズです。

自分はちゃんと学費を払えば、4月から放送大学の学生になります。

認定心理士の資格を取るためです。

目的が明確なので、それは問題ないのですが、その他のことについても、改めて精査する必要があるようにも感じました。

つまり、学びだけでなく、そのほかのことについても、「なぜ、今、自分はその行動をするのか?」を常に問い続けたいなと。

基本的に自分は目的指向が強く、どんなときでも目的を持って行動することが多いです。

一方で、何でもかんでも挑戦したいという自分もいて、とりあえず、手を付けてしまうことも多いのが現状。

なので、そこについては、一呼吸おいたり、ガンガン進みすぎないようにしようと改めて思いました。

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