眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学の社会的ジレンマの話を読んで、三国志大戦のサブカの話も似てるなと思ったのでメモ。
社会的ジレンマとは
共同牧草地があって、1人が利益を最大にしようとして羊を一杯放つと、最終的に牧草地が荒廃してみんな損をするというジレンマ。
どうやってバランスを取るのか?という話で、監視者をつけたり、罰金などの制度を設けたりするという方法があるが、その維持にも費用がかかる。現在の社会は法治国家と言われるようにルールの策定によって、社会的なジレンマを解決しようとしている。
で、理想的には利他的利己主義という考え方が良い。
利他的利己主義とは
利他的利己主義は社会全体の利益が大きくなる行動が自分の利益になるという考え方。結局制度で雁字搦めにすると、それ自体生きにくい社会になるので、本人の道徳観や価値観に利他的利己主義を持たせることで、最終的に社会全体の利益をあげようということ。
三国志大戦のサブカ問題とは
話はちょっと変わって三国志大戦というゲームではサブカ問題というのが度々Twitterなどで話題になります。
サブカ問題とは、ざっくり言えば実力のある人が新しいアカウントを作って初心者を狩る行為で、初心者が三国志大戦というゲームを楽しめなくなり、新規ユーザが減り、ゲームが衰退していくため問題とされています。
これ、まさに利他的利己主義の話に似ているなと思いました。
結局、自分の快楽や愉悦を最優先した結果、最終的に快楽や愉悦を味わう場所自体が無くなってしまうということです。
サブカ問題については、アカバン(アカウント凍結)などの対策が取られていますが、雨後の筍のように次から次へとサブカを作って初心者狩りをしている人が後を絶えません。
解決方法としては本人の道徳観や価値観の向上が改めて重要なんだなあと再認識しました。
大人であれば、このような話は理解できますし、納得できることではあると思いますが、なかなか10代、20代の若者には理解しにくいことだろうなと、自分の若い時を振り返って思いました。