パージ:大統領令とは
1年に1回、殺人、強盗などの犯罪が許される日を制定したパージ法。人々はこの日に自らの黒い欲望を解放することで、その他の日を清く正しく生きることができる。実際に犯罪率は下がっているという。しかし、パージ法の実態は、生活保護などを受けている低所得者層を殺すことで政府を圧迫している保険料を下げるのが目的。
そんな弱者排除と狂気のパージ法を撤廃を訴えるローン議員が人気を得始め、大統領になる可能性がでてきた。パージ賛成派と反対派で対立が深まる中、パージの夜がやってくる。今回のパージは特別。従来保護されるべき議員などの官職についている者もパージの対象になり、保護されなくなってしまった。果たしてパージ反対派のローン議員はパージの夜を生き残ることができるのか?
2016年作品。
評価
☆4/5
シリーズ3作目で定番になったパージの夜からどうやって生き残るのかを見る映画。可もなく不可もなくという感じ。普通に楽しめる作品に仕上がっています。
パージシリーズの見どころは、段々と敵役のぶっ飛んだキャラクターになりつつあるのかなあと。そういう意味では今回もなかなかに良かったです。
パージシリーズは2021年現在4作リリースされています。
時系列的には、
- パージ:エクスペリメント(2018)
- パージ(2013)
- パージ:アナーキー(2014)
- パージ:大統領令(2016)
という感じなので、本作パージ:大統領令は話的には一番後になります。
時系列が話の内容に大きく関わっているわけではないのですが、やはり最初のパージを観てからの方が本作は楽しめるかなというのが個人的感想です。
ただ、本作でもパージについては冒頭で説明はあるので、単体で観ても楽しめます。
パージシリーズが好きならおすすめ。あまり万人受けはしない映画ではあるので、ホラーやスプラッタ系が好きな人向けの作品かな。ジャンルとしてはアクションホラーとかになるかな。