AI intensifies fight against ‘paper mills’ that churn out fake research
という記事がありました。
タイトルは、
AIが偽研究を量産する「製紙工場」との戦いを激化
という意味。
内容としては、
AIによって作られた偽物の研究が量産され、これまで以上に問題が多く発生する
というもの。
paper mills(製紙工場、論文工場)とは
原文のpaper millsとは、不正な論文を大量生産することから、製紙工場または論文工場という意味で使われている用語です。
正しい情報を見極める力が求められる
AIによる偽情報の氾濫が人を惑わすでも書きましたが、やはりAIによる間違った情報が今後増えるのは間違い無さそうです。
論文の世界でも元々も不正な論文があったことを記事で知り、その危険性はかなり増した印象。
研究論文だから、ある程度正しいだろうという気持ちでいると、手痛いしっぺ返しを喰らいそうですね。
日本のニュースなどでは、研究論文のソースをリンクなどで紹介しないことが多く、結構原文の研究論文を探すのに苦労しますが、探した結果、不正な論文だったなんて事態になることもあるんだろうなと。
そういう意味では、大手マスメディア側のリテラシが問われるのですが、日本のマスメディアは文系出身者で固められていて、理系の研究には非常に疎く、これまでも普通に間違った研究内容を発信していたことが多かったです。それが今後加速する可能性は大。
大手マスメディアの情報は、一歩引いて読んだ方が良いかもしれません。
また、個人のリテラシというか、求められる知識もこれまで以上に大切な気がしました。
AIによって楽になると思いきや、実はその精査には膨大な知識や情報収集能力が必要になるためです。
正しい情報を見極める力をどれだけ養えるかが、今後さらに求められる気がしました。