
入力がない状態で放置されると、人間は発狂することが知られている。
ということは、自分の脳の中で、何かしらぐるぐるパルスが回っている可能性がある。
もう少し噛み砕いていうと、外部からの入力が無くても、何かが脳の中で自律的に動いていて、入力が無いとそれがぐるぐると循環し、最終的に暴走してしまうというイメージ。
循環しているかどうかは別として、少なくとも何かしら、脳の中で起きていて、入力が無い状態というのは、そこに変化が起きないということが推測できる。
そして、その循環しているものが、意識なのかもしれないなと。
つまり、我々は常に入力に対するアイドリング状態になっているみたいな印象。
その状態を無意識と呼ぶのかもしれない。
そのような意識が発現している理由は、人間には身体があるからではないだろうか。
何が言いたいのかというと、脳は単体で動いているわけではなく、常に身体から情報を受け取っていて、それが入力になっているため、意識が生まれているというか。
もうすこし整理すると、人間の脳は、情報の入力待ち状態(アイドリング状態)になっていて、身体から情報を常に受け取ることで、アイドリング状態が解除され、その解除した状態が意識ということ。
身体的な情報は、視覚や嗅覚、触覚、味覚など。
そこに、フィードバック的な入力もあることが想定される。
それが考えるという行為かなと。
で、大切なことは、定常状態が情報の入力待ち状態、つまりアイドリング状態であるということ。
入力によってアイドリング状態が解除され、再びアイドリング状態に戻そうとするのが、意識ということではないか?ということ。
もっと端的に言えば、差分が生まれ、それを元に戻す脳の仕組みが、意識ではないか?という話。
このあたりは、感情も似ている部分があると思っている。
だが、今のAIにはそれがない。
AIは入力に対して出力があるだけ。
定常状態に戻すというような概念が存在しない。
かなりぼんやりしたイメージなので、まだ、もう少し深堀りが必要な気がしてきた。
もっと学ぶ必要がアリそうだ。
ただ、人間には意識があって、AIには意識がないことは、明らかだ。
単純に常にAIを起動させておけば、データを詰め込めば意識が生まれるわけではない。
その鍵が、脳の定常状態なのではないか?というのが今のところ、自分が考えている仮説である。
寝ているときは、おそらくそのアイドリング状態が止まっている。
だから、寝ているときは意識がない。
で、アイドリング状態もエネルギーを必要とするし、ずっとアイドリング状態にしておくと、疲労なのかどうかわからないが、問題が生じる。
だから、睡眠が必要だとも考えられる。
うーん、まだ、朧げすぎるな。
また、改めて知識を増やしてから、再考してみたい。
