評価
☆5/5
それほど期待はしていなかったこともあり、想像以上に武将プレイが面白かったです。信長の野望 創造PKに続いてプレイしたにも関わらず、新鮮な感じで楽しめました。
個人的に面白かった点としては、
- パズル的要素がある建築(内政)
- 意味のある任務目標
- 家臣団と派閥的な組織体系
です。
まず内政面ではパズル的な要素があり、隣接した建築物によって建物の効果がアップする(レベルアップする)仕組みになっています。そのため、建物の組み合わせが重要です。最初はちょっとわかりにくかったところがありますが、理解するとベストな配置を考えるのが楽しくなってきます。
また、個人的に本作で一番良かったのが意味のある任務目標です。大名からの任務でxx城下を襲撃せよなどの命令はのちのちその城を攻める時に、城の耐久力を下げたり、兵力を減らしたりする効果があり、単純にその任務で終わりではなく、のちに繋がる意味のある任務があったのがとても良かったですね。
個人的にはこの手の武将プレイゲームで、個別の任務と最終的な目標が繋がっているゲームをプレイしたことがなかったのでとても新鮮でした。自分がなぜその任務をするのかの意味が明確なので、プレイするモチベーションも上がります。
また家臣団を含めた派閥的な組織体系もリアル感があって良かったです。まず家臣団で部下の能力値を上げることができるので、チーム感というか、自分の仲間という感じがよく出ています。武将プレイゲームの場合、基本的には自分1人という感じですが、城を持ってからは自分の部下と上司にあたる大名の部下が区別され、それぞれの派閥的な組織になっていきます。
この自分の派閥的な家臣団は、大名を裏切る下剋上の際に自身に付いてくる部下にもなるので(付いてこない部下もいる)、下剋上を狙うならしっかりと忠誠度を上げて、体制を整えるのが重要です。
また功績を上げると発言ポイントがたまり、それによって大名の部下を自分のところに引っこ抜いたり、城をもらったりすることができ、功績を上げるモチベーションにつながるシステムも良いですね。どうしても上限まで偉くなると、ほぼ無報酬で戦うことになるのでダレがちなのですが、のちのち下剋上をするなら上司である大名の力を削ぐのに使えるのでやる気がでます。
あまり悪かった点は無くどちらかというと改善してほしい点としては、
- 一門でも普通に裏切る
かなと。
自分の場合は伊達家ではじめたのですが、伊達晴政が普通に裏切ったのはちょっと驚きました。下剋上で独立というならわかるのですが、戦もしてないのに違う勢力に普通に入っていて、このあたりはもう少し調整してほしいかなあと。まあ、個人的には状況を楽しむことができたので、あまり気にしてはいないのですが、あっさり裏切り過ぎな感はありましたね。これは自分の家臣団を作りやすくするという意味もあるのかなと思います。
また、他の国から裏切りの依頼がちょいちょい来るのですが、お金的な何かとかの報酬があったら裏切る理由としても良いのになと思いました。
ということで、個人的にはほぼ悪い印象もなく楽しくプレイすることができました。武将プレイゲームの中では、一番良かったかも。