評価・レビュー
☆5/5
PS4版をプレイ。いろいろと不満点が無いと言えば嘘になりますが、個人的にはかなり楽しめましたし、相当プレイしましたし、評価としてはやはり☆5。パワーアップキットがでたら、さらに面白くなりそうだなと思いました。
本作は戦国時代の大名となって天下統一を目指す歴史シミュレーションゲーム。登場武将は2000人を超えており、まさに戦国時代をシミュレートした作品かなと。
内政を武将に任せられる
まず本作が良い点として、内政を武将たちに任せられる点が良いなと思いました。もちろん自分でやることもできます。
そして、それぞれメリット・デメリットがあるのが特徴。
自分が内政をするとお金と労力がかかりますが、その分早く国を強化できます。武将に任せる場合、お金と労力は少ないですが、その分時間がかかるというわけ。これが絶妙なゲームシステムだなと思いました。
国全体を強化する政策のバランスも良い
本作では政策を発布することで国全体を強化することができます。ただし、政策は毎月お金を取られるサブスクリプションモデル。
つまり、より多くの政策を実施するにはお金がかなりかかるというわけです。ですので、序盤はどの政策を選ぶかが重要になってきます。
政策には内政系もあれば、戦系もあり、自分の進め方によって政策を選べるので、自分なりの戦い方ができるのが良い点かなと思います。
合戦は戦い方次第で寡兵で大軍を倒せる
基本的には兵は多い方が勝つので、寡兵で大軍を破るのは難しいですが、相手の部隊数によっては寡兵大軍を倒すことも可能です。
合戦では武将たちに指示を送ることもできますし、送らなくても勝手に動いてくれます。本作では武将たちが自身の判断で動くことを意識して製作しているそうです。合戦は、特にそれが如実に現れていますね。
合戦は敵と接触している大名の部隊に合戦マークが出たら自分で選択するタイプで、一切合戦をしなくても良いのも個人的には良い点かなと思いました。
ただ、敵の数が多くなってくるとやはり合戦して敵を倒していかないといけないかなと。このあたりも丁度よい難易度な気もしました。
また、合戦で大部隊の的に合戦で勝利すると威風というのが発生し、一気に領地を奪うことができます。名前が全国に轟くというイメージ。このシステムも面白かったと思います。
操作系は慣れれば結構良い
PS4版ではスマートコントローラーのスティックでコマンドを選択するという操作になっています。
これが最初、個人的には慣れなくて、使いづらかったです。ただ、慣れてくると結構良いかなと思いました。
というのも、コマンドの種類が多いので、それを十字キーを何度も押しながら選択するよりもスマートなため。
慣れると本作の操作の方がプレイしやすいなと感じました。
しっかりチュートリアル
かなりシリーズを重ねていることもあって、ゲームシステムとしては重厚な作りになっています。最初は覚えることも多いので、全体を理解するまでには結構時間がかなりますね。
ただ、チュートリアルはかなりしっかりしているので、初めてでもプレイしやすいと思いました。
コンピュータの難易度も初級でプレイすれば、敵国がそこまで激しく攻めてこないので、ゆっくりプレイできます。
プレイ動画
不満点はある
個人的にはやはり物資についてかなと。
本作では城ごとに兵糧が管理されています。また、蓄えられる兵糧に上限があります。このシステムは個人的には悪くないかなと。
ただ、前線から遠いところにある城の兵糧を前線へ送る手段がとても少なく、常に兵糧切れになってしまいます。手動で兵糧は送れず、軍団を作って軍団長からの具申を待つしかありません。
そのため中盤以降、前線で兵糧が足りなくて攻められないということが多く発生し、兵糧待ちの期間が結構発生します。
また、部隊は一度城を出ると兵糧の補給ができません。味方の城にいるときは城の兵糧が消費され部隊の兵糧は減りませんが尽きれば部隊の兵糧が減っていきます。つまり長期遠征はできない仕様です。
総じて中盤以降、圧倒的戦力を抱えながらも攻めにくい状態が発生します。
できれば、軍団から定期的に兵糧を送ってもらえるようにするか、城から城へ兵糧を送るシステムが欲しかったなあと。全部じゃなくても20%程度でも兵糧が送れるシステムがあったら、良かったかなと思います。
他にも軍団がなかなか攻めてくれないとか、細かい点はありますが、それらを踏まえても総じて最高傑作かなと個人的には思います。
また、以前信長の野望 創造 戦国立志伝という武将プレイができる信長の野望がありましたが、本作でも武将プレイをしたくなりますね。たぶん、リリースされるんじゃないかなと期待。武将プレイができたら、さらに面白くなるんじゃないかなと思います。