人間の本質とは
人間の本質とは入力と出力。
人間は余剰リソースを使いたがる生き物。余剰リソースの使い道は、入力を増やすこと。
人によって、入力の量が違う。また時間や体調に寄っても変わる。
テレビは特定の時間に一定量の入力をするもの。ダラダラと見てしまうのはそのため。
知識とはデータであり、人間が欲する入力。
入力を得ることで人間は出力をすることができる。
アイデア
人間は無から有を生み出すことはできない。
入力があるからこそ、出力が生まれる。
入力なくして出力は無い。
アイデアというのはそういうもの。まったく何も無いところからアイデアは生まれない。
必ずなにかの入力があって、それがきっかけでアイデアは生まれる。
だからアイデアの創出とは何を入力したかに大きく影響を受ける。
アイデアを生み出したければ入力するものを変えれば良い。
アイデア創出術というのも1つの入力。
入力を変えることで変化する物語
物語の基本として、入力を変化させることで出力が変化し、主人公が成長していくというのが王道の形のようにも思える。
つまり、主人公が自然発生的に何かを生み出すのではなく、多くの場合、きっかけがあるということだ。
そのきっかけが入力というわけ。
この入力が自然な形であったり、主人公を変えるだけの力のある何か、例えば言葉とか、体験とかでないと、出力を変えるまでにはいかないという話。
そして、物語自体は読者への入力であり、入力から出力が生まれると考えると、良い物語というのは良い入力と言える。
それは印象に残る言葉だったり、体験だったり、人によって異なるであろうが、少なくとも作品を読んだり、見たりすることで良い出力が生まれるような物語が素晴らしい作品と言えるのではないだろうか。