日本で政権交代が起きにくい理由

投稿者: | 2023年10月11日

あくまで個人的な考えをつらつらと書いたものです。時とともに考えは変わっていくので、書いている時点で思っていたことのメモ的なもの。 

日本で政権交代が起きにくい理由

正直、今の政府は国民のことを見ていないし、政治家も官僚も自分たちの利権を守ること、新しい利権を作ることに必死になっているので、最悪の状況ではあります。

ところが、政府支持率はそこまで下がらないし、政権交代をSNSで発信しても、どれほどクソ政権だと発信しても、結局選挙では自民党が勝ってしまう状況です。

その理由として個人的に思っているのは、

  • 自民党政権は最悪だが他の政党だともっと悪くなる可能性が高い
  • 自民党政権の利権によって利益を得ている人が多い

というのがあるかなと思います。

自民党政権は最悪だが他の政党だともっと悪くなる可能性が高い

これは過去の民主党政権時の失敗ですね。その印象が強すぎて他の政党に政権を任せるのはかなり厳しい印象。

また、現状の野党の動きも良くないというのがあるかなと個人的には思っています。

具体的には、

  • 政権打倒が目的になっている(本来は手段)
  • 自分たちには甘い野党

の2点。

まず、野党が選挙でよく言っているのが自民党政権の打倒です。正直、それを目的にしてしまうのは、政党として違うかなと。

本来は政党として目指すべき日本社会の姿があって、その手段として政権を取るというのが正しいあり方ではないでしょうか。

しかし、今の野党はその目指すべき日本社会の姿がまったく見えません。発信が足りてないんじゃないかなというのが個人的な意見です。

自民党に反対するのを止めて、自分たちの政党が目指す日本社会の姿をもっと前面に出した方が良いのかなと思います。

また、自民党で不祥事が起きると散々叩きまくる野党ですが、自分たちの党員の不祥事についてはとても甘いです。

自民党の党員を徹底追求するのであれば、自分たちの党員についても徹底追及すべきでしょう。このダブルスタンダードが多くの人から信頼されにくい理由の1つだと思います。

他にも細かい点はいろいろとありますが、大きくはこの2点かなと。どちらにせよ、まずは政党としてどんな社会を作りたいのか、未来のビジョンをもっと伝えるべきかなと。

自民党政権の利権によって利益を得ている人が多い

正直、こちらの方が根深いかなと個人的には思っています。

現自民党政権によって作られた利権によって利益を得ている人は、正直政権が変わってほしくないわけです。

変わってしまってその利権が無くなってしまうのを恐れるため。なので、自民党に投票するわけです。

これは長い期間を経て積み上げて作られたものなので、なかなか崩すことが難しいかなと。

利権というと、補助金などのイメージもありますが、議員という職もその1つです。特に地方議員ですね。

最近ではYoutubeなどでいろいろと騒がれていますが、安芸高田市の議員の方たちの答弁は、正直聞くに堪えないほど酷いです。

論理的でも無いですし、ちゃんと答弁のルールも守っていないですし、かなりぐちゃぐちゃ。石丸市長がかなり頑張ってはいますが、当面変わることは無いでしょう。

なぜなら、議員の方たちによって利益を得ている人たちがいるので、選挙をしてもまた再選する可能性が高いからです。

この部分を何とかしない限り、今の状況は変わらないのかなと。

日本が増税増税となっているのも、もちろん社会保障費などで予算が足りないというのもありますが、利権を守るためにやっていることなので、そこを断ち切る必要はあると思っています。

定期的なご破算で利権を破壊する必要がある

正直、予算などについては、一回ご破算して、割り振りをし直すぐらいじゃないと、難しいでしょうね。

民主党政権の際にそれをやろうとしましたが、彼らは失敗してしまいましたが。あれがラストチャンスだったかもしれないと思うと、民主党の功罪は大きい気もしています。

あれも結局、自分たちの目指すべき日本社会のビジョンが見えていなかったので、その場その場で予算削減をしたのが問題の本質。

単純にその事業だけの費用対効果で考えるのではなく、未来の日本にどうプラスになるかの視点が必要だったんだろうなと。

その視点で不要必要を決めるべきだんじゃないかなと個人的には思っています。

あと、利権構造というのはどうやってもできてしまうので、定期的に一度ご破算して、利権構造を破壊するというシステムを組み込むというのも手かなと。

利権は政府に限ったことではなくて、一般企業でも発生することなので、解消するのは難しいかもしれませんが。

改革というのはかなり大変なのですが、日本政府が大きくなりすぎてしまったのも原因かもなと。

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