評価
☆5/5
全12話視聴済み。ミステリ好きなら確実にハマれるし、うんちく系が好きな人もハマれるし、文句なしに面白いですね。個人的にドラマで知って原作のマンガも出ている巻は全部読んでしまいました。
本作の最大の特徴はやはり、主人公 久能整(菅田将暉)の魅力でしょう。あまり感情的にはならず、淡々と話ながら、気になったことをついつい喋ってしまい、結果として事件を解決していくというスタイルはこれまでにあまりなかったですね。
万人が楽しめる良作ドラマ。原作も最高に面白いです。
話としては
カレーが好きな大学生の久能整は同じ大学の同級生が殺された事件で容疑者として連行される。取調室で詰問されるが、久能は犯行を否定し、様々な状況証拠から犯人を見つける。その事件をきっかけに多くの事件に巻き込まれていくのだった・・・。
ドラマでは原作と細かい点で違いがありますが、大枠は原作と一緒です。
キャスティングが良かった
個人的に菅田将暉さんが演じる久能整のキャラクターは原作のイメージとちょっと違っていましたが、これはこれで素晴らしかったなあと思いました。うまく実写化に成功した例だと思います。個人的にはどちらのキャラクターも好きですね。
本作のもう1人のキーパーソンである犬堂我路は永山瑛太さんが演じており、最初金髪の姿がこれまでの瑛太さんのイメージとは違っていたこともあって気づきませんでした。当初違和感はありましたが、どんどんと役柄がハマっていった気がします。
また、原作ではそこまで前に出てきていませんが、ドラマでは大隣警察署の風呂光聖子がかなりフォーカスされています。演じるのは伊藤沙莉さん。この風呂光のヒロイン的なポジションも良かったなあと。原作改変って結構叩かれることが多いと思いますが、これは良い改変だったのではないでしょうか。調べてみると原作者から風呂光の成長も描きたいという要望と伊藤沙莉さんの起用提案があったようです。
今回のドラマで1つの山場というか、主人公の久能整の心を大きく動かす謎の美少女 ライカも良かったですね。門脇麦さんが演じており、こちらも個人的に最初は違和感がありましたが、どんどん役柄がフィットしていく感じで、非常に良かったです。
他の役についても原作のイメージに近い方を起用していて、さらに皆さんの演技も良く、原作に対するリスペクトを感じました。
次回作は?
本ドラマで唯一気になる点を挙げるとすれば、話が途中で終わっている点でしょう。ラストは続きがあることを明確にして終わっています。現在のところシーズン2については発表はない状態です。
一番の理由は、キャストのブッキングかなと思います。多くの方がかなり人気俳優のため、なかなか全員の予定を押さえるのが難しい状態です。ただ、これだけ人気が出れば次回作は確実に制作されると思います。
また、トーク特番『まつもtoなかい~マッチングな夜~』で菅田将暉さんは現在俳優業を休業中であることを明らかにしています。どのぐらい休業するかはわかりませんが、制作されるとしたら早くても来年以降ではないでしょうか。そうなるとドラマ公開自体は早くても2年後から3年後になりそうです。
うーん、早く続きが観たい!