評価
☆5/5
毎年100万人の赤ちゃんが生まれるが、実際に出産は危険が伴う。そんな出産の最前線を描いた物語です。
主人公は親を知らず仕事の合間にピアニストとして演奏もしている産科医・鴻鳥サクラ。妊婦やその家族、そして同僚たちと接する中で、主人公自身の葛藤や想いが明らかにされていくという流れ。
原作は同名のマンガで、マンガも良かったのですが、ドラマも非常に良かったです。
マンガもそうでしたが、ドラマでも号泣。
命の誕生って本当に奇跡だなと。それがうまく描かれていると思います。自分は子どもがいませんが、赤ちゃんに関わる人々の想いがバンバン伝わってきてグッときます。
鴻鳥サクラを演じるのは綾野剛さん。最初はちょっと原作を意識し過ぎな見た目に違和感がありますが、何回か見ると見慣れるのとちょっと抑えめになりますね。はい。
サブタイの
ボクらは毎日、奇跡のすぐそばにいるー
というフレーズは本作をとても良くあらわしていて、自分が生まれて生きていることについて改めて感じさせてくれなあと感じました。
出産って病気ではないので安全と思われがちですが、実際にはそうじゃない。そしてそれは関わったことがある人しか知らないのが現実。こういう作品を通じて、出産の大変さを知る、感じることができるのが素晴らしいなと思いました。