評価・レビュー
☆4/5
十八史略とは古代中国から南宋末までの歴史をさらっと通しでまとめられたもの。
ビギナーズ向けということで、解説がわかりやすく、ざっくりと中国の歴史を知るという意味では、とても良いと思いました。
歴史年表と物語の中間のような位置づけで、話は出てくるものの淡々としているところがあるので、面白味はそこまで無いのかなと。
知識として情報を得るという感覚で読む本と言えます。
また、冒頭で書いたようにざっくりなので、個別の深い話はあまりありません。古代のところはボリュームがありますが、それ以降はさらにざっくり感が増す感じ。
なので、十八史略をざっくり知るという本というのが正しい表現かなとは思いました。