人狼に哲学対話のルールの一部を導入したらどうなるか?

投稿者: | 2025年12月2日
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人狼ゲームって、結構殺伐としがち。

その理由は、発言力や発信力のある人が、場を制しがちというのがあるかなとか。

発言力や発信力のあるというか、めっちゃしゃべる人と言っても良いかも。

他の人の発言に、割り込むのが得意な人という表現が正しいかもしれません。

結構、自分もガンガンしゃべってしまう方なので、最近は抑えるように抑えるようにしていますが。

で、しゃべることが問題なのではなくて、初心者とかしゃべる機会が無かったり、発言しようとしてもできなかったりするような状態を、ルールで何とかできないかなあと。

そう考えた時に、哲学対話のルールの1つに、発言したい人は挙手し、指名されたら発言できるというものがうまく使えないかなあと思いました。

ちなみに、この挙手ルールは、哲学対話の必須ルールではなく、哲学対話の会によって変わりますので、ご注意くださいませ。

発言したい人は挙手し、指名されたら発言できるルールの人狼ゲームのメリット

この挙手制の人狼の場合、いろいろとメリットがあります。

まず、前述したように、ガンガンしゃべる人、話に割り込んでくる人を抑えることができます。

これにより、発言者が何を言いたいのかを、ちゃんと聞き、議論を進められるのがメリットです。

また、人狼会でよくあるクロストーク問題を解決することもできるでしょう。

クロストークとは、複数の場所で議論が行われてしまうこと。

話した内容が共有がされないため、情報が錯綜したり、間違った情報が飛び交って、その情報修正に時間を多く使ってしまったりしてしまいます。

デメリットは?

もちろん、デメリットも考えられます。

まず、議論時間が伸びるという点です。

この点については、発言時間にリミットを設けるのが良いかなと思っています。

厳密じゃなくても、30秒ぐらいを上限とする感じ。

時間を無駄に長引かせれば、逆に吊り対象になるみたいに設定しておけば、良いかもなと。

また、挙手しなければ発言の機会がないため、何も話さずに終わってしまう人がでる可能性が高いです。

自分がプレイするときには、いろいろな人の意見を聞く機会を作るために、話を振ることが多いのですが、挙手制の場合には、挙手してくれなければ、話を聞くことができません。

他にも人外側で、発言を回し合うという戦略も考えられます。

人狼の人がやると、吊り対象になって負ける可能性がありますが、狂人(裏切り者)のプレイとしてはアリかなと思う反面、議論がまったく進まなくなることもあります。

通常の人狼では、議論時間を無駄に引き延ばそうとしたりしている人を遮って、議論を戻したりできますが、人外側で組まれると、それがやりにくくなるかなと。

結論

実際に試したことはないので、想像の範囲での考察ですが、一回は挙手制の人狼ゲームをしてみたいなと思ったりしました。

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