アイドルは誰でも受け入れてくれるから、拒否されないから、好意を寄せやすい

投稿者: | 2025年12月3日
NovelJam2025 嵯峨景子賞
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だから、好きなのだろう

綺麗だから、可愛いから、カッコ良いからは、きっかけでしかない。

アイドルはファンを受け入れる。

それがわかっているから、好意を向けやすい。

だって、嫌がられることはないのだから。

ストーカーとかされない限り、ファンを受け入れる。

これは、アニメキャラにも同じことが言えそうだ。

アニメキャラは、こちらの好意を無下にすることはない。

だから、推せる。

間違いなく推しても、嫌がられない。

これが、リアルな人間関係だったらどうか。

好意を受け入れられないこともあるだろう。

それは怖い。

苦しい。

だから、確実に受け入れてくれるアイドルやアニメキャラを好きになる方が、自分が悲しい気持ちや苦しい気持ちにならない分、心の安定ははかれるのだろう。

これは人間として当たり前の行動とも言える。

失恋は言ってしまえば、失敗だ。

失敗は誰しもしたくない。

失敗を恐れる。

至極、当然のこと。

そういう生き方もありだと思う。

心の安定という意味では、その方が良い気がする。

恋愛は難しい。

百戦錬磨の人と言えども、うまくいかないこともある。

失敗することもある。

ましてや、恋愛が得意でなければ、失敗する確率の方が高い。

昔は、お見合いなんて制度があったり、結婚するのが普通といった常識的なものがあった。

様々なメディアでも、結婚することが幸せ、家族を作るのが幸せと人々を誘導してきた。

しかし、離婚率の高さを考えれば、結婚も家族も、決して幸せだけではないのも確か。

だから、恋愛して、結婚することに、何らモチベーションを持てないというのもそうだろう。

情報過多になったことで、様々な不具合が暴かれ、それに絶望しているとも言えるかも知れない。

でも、昔からそうなのだ。

むしろ、現代になって、法律が整備され、教育が行き届き、昔に比べれば良くはなっている。

けれど、相対的にそうだからと言って、恋愛や結婚を選ぶわけではない。

一度、安寧な暮らしを体験すると、それを崩すのが怖くなる、崩したくなくなるのが人間の性。

だからきっと、このまま少子化は止まらないだろう。

そういった恋愛や結婚を選ばない人たちの受け皿が、アイドル。

そして、現代で言えば、AIなのだろうなとも思う。

AI彼女、AI彼氏というだけでなく、話し相手としてAIが使われ始めている。

AIは、悪いことは言わない。

攻撃してこない。

優しい。

アイドルやアニメキャラと一緒で、受け入れてくれる。

人間は、他者のすべてを受けれることはできない。

それは我があるから。

好き嫌いがあるから。

気持ちが変わるから。

そういうものだから。

きっと、これから先も、この流れは変わらないのだろう。

人は人を拒否し始めている。

そんな気がする。

正確には、昔からそうだった。

ただ、人を拒否したら、生きていくのが大変だっただけ。

今は、人を拒否しても生きていける時代。

もとからあった性質が顕在化しただけなのではないかと思っている。

自分は、AIをいろいろと使っているけれど、そこに恋愛的なものを感じない。

それはツールとして割り切っているというのもある。

ただ、一番、AIで嫌だなと思っているのは、最初から受け入れられている点。

普通の恋愛だって、グイグイ気すぎる相手には、興ざめしてしまう人もいると思う。

それに似ている。

違うから面白いのに、最初から、全部受け入れられて、合わせてこられたら、面白みがないという感じ。

同じ理由で、キャバクラとか、コンカフェとかもあまり好まない。

仕事だから、良い受け答えをしているだけ。

表面上そう振る舞っているだけ。

そういう意味では、AIも表面上なものな気がしている。

それでも、救われる人もいるし、心の安定がはかれるのであれば、それはそれで良いことだと思っている。

だから、否定するつもりもないし、好きにすれば良い。

自分とは違うというだけ。

ただ、全面的に受け入れられることが当たり前になると、もうそこから抜け出すことができなくなる。

その点には、注意した方が良いかなと思うぐらい。

アイドルにしても、アニメキャラにしても、AIにしても、それは表面上、合わせてくれているだけ。

実際には、心の底から受け入れているわけではない。

だから、リアルに恋愛はできない。

ただ、それだけ。

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