評価
☆4/5
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)に興味を持ったのと、評価が高かったので読んでみたのですが・・・、HSPの本ではありません。ただ、内容は良かったです。ですので余計にもったいないなと。正直、タイトルは編集者が止めるべき案件かなと思います。
また、物語調になっているので読みやすいのが本書の特徴です。
話としては
営業成績が伸びない主人公 達也が、過去に事件がきっかけで話せないままになっていた友人 青希と再会し、様々な人との出会いを通して、自分自身を知り成長していく物語。
営業に苦戦しているなら
その昔、会社を1人で立ち上げたときに特に営業で悩んでいたことがあり、個人的に感じ入るところが多かったです。そのときに知っていたら、いろいろと変わっていたかもなあと。
内容としては営業以外でも使えるものですが、特に営業に苦戦している人はサラッとでも良いから読むと、感じる点はあると思います。
刺さった言葉
主人公だけでなく登場人物たちの言葉がグッと刺さります。個人的には、
- 本当に迷惑をかけるのは、僕が自分を諦めることなんだね。
- 相手が言っている言葉だけで相手を決めつけない方がいい。人って一度決めると、その理由ばっかり見つけちゃうからさ。
- 伝えたいことって経験からしか生まれないのかもしれません。だから、伝えたいことは、全部物語で伝えられるんですよ! 物語って頭に絵が浮かびますよね。言葉から景色や人柄が見えて、同じ物語を経験できる。そうして、感情移入するんですよ!
あたりが良かったです。
他にもたくさんありますし、最後に言葉をまとめたページがあるので、とりあえずその部分を読んで、気になる言葉があったら全部読んでみるというのもアリかなと思いました。
リンク
- 書籍レビューまとめ | ネルログ
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- HSP(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソン | 仙台の心療内科・精神科・美容内科マドレクリニック