情報共有の必要性が意識を生む可能性

投稿者: | 2025年3月4日

思ったことをつらつらと。

AIも痛みや快楽によって判断が変わることがあるそうです。

ただ、それは設計の問題なのかなあと思います。

人間だって遺伝子によって設計されたものですし。

で、ふと、意識的なものが生まれるのは、もしかしたら多様性が原因かもと思いました。

どういうことかというと、多様性によって個体差が生まれ、情報共有が必要になり、情報伝達方が生まれ、それが意識のもとになったのでは?という話。

そもそも単一個体であれば、情報共有は必要ありません。

複数個体であっても、ほぼ同じ個体であれば、行動というか、振る舞いが一緒になるので、情報共有の必要性はないのかなと。

で、個体の差が大きくなっていくと、それぞれが同じ種であるということを、お互いに認識する必要性が出てくるのかなと。

じゃないと、自分以外全部敵になっちゃいますからね。

で、お互いに同じ種であるという情報を共有する必要がでてきます。

なので、情報伝達方法が生まれたのかなと。正確に言えば、情報伝達する種が残って、他が淘汰されたというのが正しいですが。

情報伝達をするということは、情報を処理する必要があり、それが最初は単純な反応的な仕組みだったと思います。

で、それが複雑化してくるに従って、単なる反応では処理しきれず、情報を処理するための仕組み、つまり脳が生まれということ。

複雑な情報を処理するには、その情報をどう捉えるか、どう処理するかが重要で、それが意識のもとになったのかなと。

正確には、情報を一意的、一面的に捉えてしまうと、種が全滅してしまう可能性があるので、多様性、多面的な視点が必要になり、それがそれぞれ違う意識を生み出したのかもしれないなと。

そもそもDNAの仕組みとして多様性が求められるというか、多様性を生み出せたからDNAが残ったわけなんだけど。

で、ここで話を終えても良いんですが、最後に、AIに意識は生まれるか?という話で終えるとするならば、この仮説が正しいとすると、AIに意識は生まれないというのが答え。

なぜなら、今のAIは言ってしまえば、サーバ集約型で1つのAI、つまり、ChatGPTなら皆が使うChatGPTは1つのAIなわけです。

出力に違いはあったとしても、ChatGPTを中心としてスター型なんですよね。

また、情報共有をする必要性もありません。なぜなら、スター型でChatGPTは1つしかないから。

つまり、意識を生み出すには、複数のChatGPTを作り、情報共有しないといけない状況を作り出す必要があるのかなと。

ソフトウェアで言えば、同期というのがありますが、同期だと同一個体になるので、意識が生まれません。

同期ではなく、あくまで情報共有のための情報伝達で、その情報を受け入れるかどうかは、それぞれのAIの判断に任せるというような感じにすると、意識みたいなものが生まれるのかなと。

もう少し言うと、違いを認識することが意識のもとになったのでは?という話。

違いを生み出すことが意識の仕組みとも言えるかも。

このあたりは、また頭が整理できたら、書いてみようかなと思います。


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