
思ったことをつらつらと。
AIも痛みや快楽によって判断が変わることがあるそうです。
ただ、それは設計の問題なのかなあと思います。
人間だって遺伝子によって設計されたものですし。
で、ふと、意識的なものが生まれるのは、もしかしたら多様性が原因かもと思いました。
どういうことかというと、多様性によって個体差が生まれ、情報共有が必要になり、情報伝達方が生まれ、それが意識のもとになったのでは?という話。
そもそも単一個体であれば、情報共有は必要ありません。
複数個体であっても、ほぼ同じ個体であれば、行動というか、振る舞いが一緒になるので、情報共有の必要性はないのかなと。
で、個体の差が大きくなっていくと、それぞれが同じ種であるということを、お互いに認識する必要性が出てくるのかなと。
じゃないと、自分以外全部敵になっちゃいますからね。
で、お互いに同じ種であるという情報を共有する必要がでてきます。
なので、情報伝達方法が生まれたのかなと。正確に言えば、情報伝達する種が残って、他が淘汰されたというのが正しいですが。
情報伝達をするということは、情報を処理する必要があり、それが最初は単純な反応的な仕組みだったと思います。
で、それが複雑化してくるに従って、単なる反応では処理しきれず、情報を処理するための仕組み、つまり脳が生まれということ。
複雑な情報を処理するには、その情報をどう捉えるか、どう処理するかが重要で、それが意識のもとになったのかなと。
正確には、情報を一意的、一面的に捉えてしまうと、種が全滅してしまう可能性があるので、多様性、多面的な視点が必要になり、それがそれぞれ違う意識を生み出したのかもしれないなと。
そもそもDNAの仕組みとして多様性が求められるというか、多様性を生み出せたからDNAが残ったわけなんだけど。
で、ここで話を終えても良いんですが、最後に、AIに意識は生まれるか?という話で終えるとするならば、この仮説が正しいとすると、AIに意識は生まれないというのが答え。
なぜなら、今のAIは言ってしまえば、サーバ集約型で1つのAI、つまり、ChatGPTなら皆が使うChatGPTは1つのAIなわけです。
出力に違いはあったとしても、ChatGPTを中心としてスター型なんですよね。
また、情報共有をする必要性もありません。なぜなら、スター型でChatGPTは1つしかないから。
つまり、意識を生み出すには、複数のChatGPTを作り、情報共有しないといけない状況を作り出す必要があるのかなと。
ソフトウェアで言えば、同期というのがありますが、同期だと同一個体になるので、意識が生まれません。
同期ではなく、あくまで情報共有のための情報伝達で、その情報を受け入れるかどうかは、それぞれのAIの判断に任せるというような感じにすると、意識みたいなものが生まれるのかなと。
もう少し言うと、違いを認識することが意識のもとになったのでは?という話。
違いを生み出すことが意識の仕組みとも言えるかも。
このあたりは、また頭が整理できたら、書いてみようかなと思います。