ほっぷすてっぷじゃんぷッ! 映画レビュー 演技ができないならイメージビデオにすれば良い

投稿者: | 2021年9月23日

ほっぷすてっぷじゃんぷッ!とは

リストラされ女子校の用務員としてなんとか就職した主人公が、女子高生や先生たちとワチャワチャするラブコメ。

天木じゅん、水沢柚乃、和久井雅子などが出演。

原作は「教科書にないッ!」「すんドめ」の岡田和人先生。

2018年製作。

評価

☆3/5

ちょっとした気の迷いで、アマプラだったら無料だしと思って見たのですが、意外と面白いアプローチだなあと思ったのでレビューを書きました。

まず、映画としては微妙です。原作は10代だったら喜んで読んでしまうちょいエロマンガを書かせたら間違いなしの岡田和人先生ですので、内容はわかりやすいです。

この映画が個人的に面白いなと思ったのは、主人公の用務員がたびたび妄想をするのですが、それがいわゆるイメージビデオみたいな感じなんですよね。

で、これは映画なのか、イメージビデオなのか、よくわからん感じだなあと。けれど逆に言えば、その中間を狙った作品という意味では結構新しいかもって思いました。

この手のシリーズは結構前からあるのですが、イメージビデオ的なシーンが少なく、なんとか映画の体裁を整えようとしている感はあるのですが、本作はイメージビデオ的なシーンがかなり多く、もはやイメージビデオなのでは?と思わせるほど。

男性にしろ女性にしろ、アイドル系の人が映画に出ると、演技が〜〜みたいなことになりがちじゃないですか。演技が上手いアイドルもいますけど、多くの場合、付け焼き刃的な感じなので、結構ね・・・ということが多いです。

で、思ったのですが、こういう系に割り切ってしまうというのはアリなんじゃないかなと。

これは男性向けの作品ですが、女性向けの作品として、女子を主人公にしてイケメンたちがいろいろと出てきて妄想イメージビデオシーンがいっぱい入っている作品とかアリなんじゃないかなと。演技うんぬんじゃなくて、かっこよさや可愛さ、セクシーさなどをメインに押し出すということです。

そういう可能性を感じた作品でした。

10代の男性ならちょっと興奮して見ちゃう感じ。大人が観るとまあそうだよねって感じ。出演者に好きな方がいれば、楽しめる作品だと思います。万人におすすめじゃないです。


ちなみに2も出ていて流れで見たのですが、内容としてはほとんど変わらない感じです。ストーリーはあってないような感じ。

あくまでイメージビデオを見るのがメインという感じですね。

この割り切り方、ある意味素晴らしいと思います。

そういう意味で☆3にしました。


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