ヒッチャー 映画レビュー もしヒッチハイカーが殺人鬼だったら 不条理系追い詰めサイコ・サスペンス

投稿者: | 2022年4月10日

評価

☆4/5

1986年に公開された映画ではありますが、傑作サイコ・サスペンスと言われるだけあって、とても面白かったです。

惜しむらくは、若い時に観たかったなあと。2022年に初めて観た自分にとっては、いろいろと気になる点があり、時代によって捉え方は変わるだろうなと。

それでも、当時のことを考えると、見せ方のこだわりをヒシヒシと感じる作品でした。役者の方の演技も最初はちょっと時代を感じさせますが、観はじめた当初と最後の方では全然別人のような表情、立ち振舞いになっていて、素晴らしいなと。

いろいろと古めかしさはあるので若い人よりも歳をとった人向けかなと思います。ホラー映画やサイコ系作品などが好きなら、楽しめる作品です。

またスプラッタ系ではなく、グロい描写も少ないのも特徴。心理的恐怖感で読者の焦燥感を掻き立てる映画かなあと思いました。

話としては

車の陸送中のジム・ハルジー(C・トーマス・ハウエル)は、ヒッチハイクをしていたジョン・ライダー(ルトガー・ハウアー)を車に乗せる。ところがジョンは自らの殺人を告白しはじめ、ジムも殺すことを告げるのだった。ジムはジョンがみせた一瞬の隙きを突いてジョンを車から追い出すことに成功する。しかし、ジョンはジムを追いかけ、追い詰めていくのだった・・・。

ざっくり言えば、もしヒッチハイカーが殺人鬼だったらみたいな感じかな。

アマプラの年数表記では2021年になっていて、評価も高かったことからチェックし忘れたホラー映画かなと思って観始めたのですが、2021年というのはリマスター版がリリースされた年ですね。

最初、敢えて古さを出しているのかなあと思ったのですが、わかりやすい伏線とわかりやすい回収で、映画作品としての基本がしっかりしていたので、古い映画ということがわかりました。

先日観たスノーシャーク / 悪魔のフカヒもアマプラの年数表記が違ってたんですよね。まあ、面白ければ、そこまで年数は気にしない方なので良いんですけど。


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