
評価・レビュー
人が生まれ、そして成長していく過程で、どのような影響を受けて発達していくかについてまとめた教科書です。
赤ちゃんはどのように言葉を覚え、物を認識していくかや、メディアや文化の影響など、幅広く解説されています。
日本においては高齢化社会に突入し、高齢者が増えていく中で、70歳頃までは認知能力について、すべての能力ではないものの成長していくというのは、いろいろと希望が持てる内容だったなあと。
一方で、子育てや介護については、親だけの話ではないなという気もしていて、社会として取り組むべきことのように思えました。
今の時代は個に向かっていると個人的には思っていて、個としての活動の自由度が上がる一方で、孤独という問題も生まれていて、昔の研究データが急激に変わりつつあるようにも思います。
ただ、過去のデータから、参考になる点も多いと思いますし、学ぶべき点が非常に多かったです。