ドラマ ジェン・ブイ(GEN V)- The Boysのスピンオフながら最後の盛り上がりがとても良かった

投稿者: | 2023年11月4日

評価・レビュー

☆5/5

ジェン・ブイは大人気のAmazonオリジナル作品 The Boysのスピンオフ作品。

スーパーヒーローを養成する学校に集められた能力者たちは、セブン(スーパーヒーローの頂点に立つチーム)になるためにランキング上位を目指していたのだが、セブンに入る予定だった生徒が暴走したことをきっかけに、学内の隠された秘密が暴かれていくという話。

ストーリーの主軸は血液を操ることができるマリー・モローと、学内での友人たちです。

The Boysの下品さを少し控えめにした感じで、よくまとまっているなあと感じました。

正直、序盤はちょっと微妙なんですけど、後半に向けて面白くなってきます。

個人的には最後が結構好きな展開だったのもあった☆5にしました。

ポリコレっぽさ

序盤、若干テンションが上がりにくいのは、登場人物にポリコレ臭を少し感じさせるからです。

そういうのをぶっ壊すのがThe Boysな気がしたので、そこでテンションが少し下がってしまいました。

ただ、全国から集められた能力者という設定なので、様々な人種がいることに違和感は無いのかなと。

そういう意味では設定が良い気がします。

ちょいネタバレありの感想

冒頭でも書いたのですが、序盤はちょっと盛り上がりに欠けるというか、なんか普通のスピンオフでThe Boysじゃなくても感があります。

しかし、後半にはThe Boysの重要人物も登場してきて、そのあたりからテンションが上がってきました。

まずは、ビクトリア・ニューマン(ナディア)。能力者を規制し管理しようとする側の人物ですが、The Boysの中では見た人間の頭を爆発させる能力を持っていました。表向きには隠しているわけです。

そして、本作ジェン・ブイ(GEN V)の後半に登場し、その能力がどんなものかが明かされます。ここで、ああそういうことねと。

さらに最後にホームランダーも登場。これにはかなり驚きました。

スピンオフ作品って言ってしまうと、本編のサイドストーリーとかが多くて本編に登場する人物、とくに主役となる人間は登場しないことがほとんどなんですよね。

結構よくあるのが、本人は出てないけど存在している風に見せる方法。例えば、先日公開されたAmazonオリジナル作品の次元大介でも最後にルパンが車を走らせて次元を迎えにきましたが、姿は見せませんでした。

ところが本作ではがっつり登場。

加えて、話が終了後にブッチャーが登場してセリフを言うシーンもあって、これは次回作への予告なのかと思わせる作りになっています。

そういう意味で、スピンオフではあるんですけど、本編へ繋がりそうな内容でもあって、個人的にはかなり楽しめました。

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