格闘家 矢地 祐介さんのYoutubeチャンネルで公開された影武流合気体術がすごかったです。
影武流合気体術は武田信玄に裏で仕えていた7家の1つ雨宮家に伝わる隠密術。
その根幹は護身術で任務を遂行するにあたって、いかに倒されずに生き残り任務を達成するかに主眼が置かれているそうです。
そうは言っても、当然戦国時代の頃は今のような倫理観は無かったわけですから、かなりエグい技が紹介されています。すごいですね。
また、影武流合気体術が素晴らしいのは、500年間 一子相伝で伝わってきたこと。これマジですごいですね。よく途絶えなかったなあと。こういう武術が他にもあるんだろうなあと思いました。
2回目の動画ではMMAで使えそうな技が紹介されていました。
近距離で打つ穿弾。脱力から身体の波を使って相手にダメージを与えます。頸動脈を狙う技として紹介されていましたが、MMAだと近距離でリバー打ちが効きそうな気がしました。
もう1つがパンチのように打ち出して、腕を相手の頸動脈に当てる技。中国武術にも似たような技があるので、効きそうですね。立って組んでいる時の技として紹介されましたが、グラウンドで下になっているときに使うこともできそうな技だと思いました。
いやあ、影武流合気体術すごい。
個人的には寝技系も見てみたいなあと思いました。
追記
上記動画で対峙していた時に距離を取っていたら何もせず逃げますというセリフがありました。やはり生き残りが最も重要視されているんだなあと改めて認識。
急所を狙うのも相手を倒すという目的もありますが、戦闘を少しでも早く終わらせ移動するための方法と考えると納得しやすいですね。相手と対峙してずっと同じところに留まっていたら、援軍が来ちゃうかもしれないですし。
追記2
さらに追加で動画が公開されていたので追加。
忍者も同様に口伝で技を伝えていたのですが、現代にはそれを受け継ぐことができなかったことを考えると、500年一子相伝で続いたことが奇跡的ですね。
また、動画で公開できない技が多くあったということですので、とても貴重な武術だと思いました。それらも何らかの形で映像で残せると良いなと。
動画でもおっしゃっていましたが、雨宮家以外にも同じように武術を継承している可能性のある六家が気になりますし、武田家以外でも同じように武術の家系があると考えられるので、今後どうなっていくのかが楽しみです。
それにしても目が悪いのが子どもの頃の鍛錬で親に目をガッとやられたことが原因って凄まじいな。。。
システマの北川先生との技術のやり取り
これすごい。何がすごいって、システマは軍隊格闘術の基礎的な身体の使い方に特化した技術なのですが、影武流と似ているところがあるという点。
影武流って500年前に生まれた体術なわけで・・・そのころから身体の使い方や力の循環ということが考えられていたんですねぇ。