評価
☆4/5
特別編も含めて全話視聴。設定や話も面白かったのですが、一番良かったのはAdoさんが歌う主題歌「心という名の不可解」ですね。ドラマの内容と歌詞がマッチしていたというのもありますし、Adoさんの感情を絞り出すような歌い方が、本作の主人公 雪村白夜(浜辺美波)のキャラクターが変化していく姿とも合っていたのかなと思います。
医療系ドラマではありますが、手術や治療などのシーンは少なく、病気診断がメインというのが本作の特徴です。
浜辺美波さんが好きなら確実におすすめ。医療ドラマとしては緊迫したシーンは少なく、なんとなくミステリっぽい感じの展開なので、好みはあるかも。
話としては
医療系メディアの記者 狩岡将貴(柄本佑)が公園でランニングをしていたら、足取りのおぼつかない雪村白夜(浜辺美波)を見つけ病院へ運ぶ。雪村白夜は記憶を無くしており、さらに一般的な知識を持ち合わせておらず、感情がわからない状態だった。しかし、膨大な医療知識から医師が見逃しがちなレアな症例を見抜き、患者を救っていく。果たして雪村白夜とは何者なのか・・・。
やはりというか、本作のメインは浜辺美波さんになってしまうのかなと。主役というのもありますが、存在感が半端ないですね。最初は感情が無い主人公ですが、徐々に感情が発露していき、浜辺美波さんの演技ものびのびとしてきます。そのあたりがうまく表現できているなあと感じました。
制作側の見せ方の上手さというのもありますね。逆にそのせいで他が若干浮き気味になっているかなあというのは感じてしまいました。まああえてやっているのだと思いますが。
また話が結構すっきりまとまっているなあと思ったら原作がありで、樹林伸先生のドクター・ホワイト 千里眼のカルテだそうです。
樹林伸先生について調べてみたところ、様々なペンネームで活躍されており、マンガ原作として金田一少年の事件簿、探偵学園Q、サイコメトラーEIJIなどに関わっているそうです。本作がミステリ的なテイストがあるのも何となくうなずけますね。
医療知識についてはツッコミはあるようですが、フィクションであるのである程度はという感じでしょうか。