
先日、
【3/7】哲学対話「戦争・いのち・平和 ― 自分の言葉で語ろう」 | アーユス仏教国際協力ネットワーク
に参加した際のメモ的な。
大事の連鎖
本哲学対話では、戦争に関することがテーマで、結構重かったのですが、その中で個人的に一番響いたというか、グッと来たのが大事の連鎖という言葉。
ある物について、自分にとっては大切なものではないけれど、誰かにとっては大切なもの。だから、自分にとっても大切なものになる。
みたいな話。
ちょっと正確には忘れてしまいましたけど。
大切なのは、その考えが連鎖していくことで、あらゆることが大事だと思えるということです。
戦争をするにしても、そこには多くの犠牲が発生しますが、この大事の連鎖という考え方を全員が持っていれば、そもそも戦争にはならないだろうなと。
理想論でしかないけど
正直言えば、これは理想論です。
まあ、300年後とかには、実現しているかもしれないけど。
ただ、大切なのは、理想論だからと言って、それを捨てる必要はないということ。
むしろ、理想論を掲げて、そこに向かって歩む方が、建設的だなと思いました。
現状に結論を出して、断罪するよりも、理想に向かってともに歩もうという方が、平和になりそうだなというのもあります。
というか、理想論を言わなくなってしまったら、それはそれで、荒みすぎている気もしますし。
哲学対話の進め方
今回は哲学対話の進め方もまた違っていて面白かったのでメモとして。
まず、全員の名前を最初に決めました。ハンドルネームではなく、その場だけの名前です。
これは結構良いなと。
哲学対話をするにあたってやはり心理的安全性というのが重要です。
で、参加者全員が他の人の意見を否定しないという前提はわかっているものの、もしかすると否定的な意見もでるかもしれないなと。
その時に、その場だけの名前だとワンクッション挟める効果がありそうです。
身代わりじゃないですけど。
また、その後に執拗に粘着される心配も少なそうです。
悩みと問い
冒頭で話されていた内容で個人的に良かったなと思ったのは、
悩みは個人化、問いはみんなの問題
というフレーズ。
悩みを打ち明けると、心が軽くなるのは、そういうことなのかもしれないなと思いました。