韓国ドラマ バッド・アンド・クレイジー「現代版ハイドとジキルって感じかな」

投稿者: | 2024年3月5日

評価・レビュー

☆4/5

悪徳刑事のスヨルの中に正義の味方「K」の人格が目覚め、様々な事件を解決していくという物語。

現代版の「ジキルとハイド」という説明があるが、本作ではハイド(悪い方)がメインなので、パータンが逆になっているのがミソ。つまり、ジキルとハイドではなくハイドとジキル。

つまり、主人公のスヨルとしては、警察内部でのし上がっていくために不正をするのが当たり前なのだけれど、それがK(良い方)によって妨げられ良い刑事になってしまうという感じです。

また、分かれた恋人の同僚に対して、スヨルは吹っ切れているのに、Kの方はガンガンとアプローチしていくので、1人の人間だけど三角関係みたいになるという構図も面白かったなと。

ジャンルとしてはクライム・アクション・コメディという感じで、ハートフルな展開もあり、ギュッと様々な要素が被せられていつつも、うまくまとまっていてエンタメ作品として良作。

展開が少し早いのと登場人物の多さもあって、少し混乱してしまうところもありますが、個人的には普通に楽しめました。

韓流と言われる作品の流れというか雰囲気とはちょっとテイストが違うところもあるので、そこは少し好みがでるかもしれません。

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