オールド・ナイブス 映画レビュー 上質なスパイ・スリラー

投稿者: | 2022年4月9日

評価

☆4/5

オールド・ナイブスは、CIAの中にいる裏切り者を追い詰めていくスパイ・スリラー作品。2022年4月8日公開でAmazon Primeデジタル配信のみ。

スローテンポではありますが、中盤以降グッと読者を引きつける緊迫感のある作品でした。アクションなどの派手な演出はなく、大人向けの映画かなと思います。観終わった後の脱力感が心地よい映画です。

話としては

CIA諜報員のヘンリー(クリス・パイン)は、ボスから8年前に防ぐことができなかった飛行機ハイジャックテロの再調査を依頼される。テロの首謀者 イリヤスが捕まり、内部に裏切り者がいるという情報を得たからだ。ヘンリーはテロ事件後に急に姿を消した恋人 セリア(タンディ・ニュートン)を訪れ、事件について詳しく話を聞くことにする。そして、同時に裏切りの疑惑があったビルにも会い、問いただすのだった・・・。

原題はAll the Old Knives。また原作はシュタインハウアー氏の同名小説です。日本では裏切りの晩餐というタイトルで出版されています。


主演のクリス・パインとタンディ・ニュートンの演技がとても素晴らしく、オチも個人的には満足。改めて思い返してみると、伏線もしっかり張ってあって、良作映画でした。

クリス・パインはスター・トレック BEYONDのジェームズ・T・カーク役、タンディ・ニュートンはミッション:インポッシブル2のヒロイン役あたりが有名なのかなと思います。

ちなみに、海外のWikipediaを見たらオチまでしっかりプロットが書いてあって、なんとなく文化的な違いを感じてしまいました。

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