実際の顔よりAIが作った顔を本物と認識

Vision Researchが発表した研究に寄ると、実際の顔よりAIが作った顔の方を本物と認識する場合が結構頻繁にあったそうです。

脳活動では54%識別できたそうですが、口頭で答えた場合の識別精度は37%だったとのこと。

使われたAIはGAN（敵対的生成ネットワーク）で、教師なし（データのラベリングが不要）学習で使えるのが特徴。

不気味の谷越える

不気味の谷とは人間に似せていくと人間は親近感を感じますが、ある一定のラインで急に不気味さを感じ、それを越えると親近感が再び湧くという現象。

現在、画像生成AIによって作られる画像は結構AIっぽいと感じるものが多いのですが、中には本物と見紛うような画像も多いです。で、実際に研究でもそれを裏付ける結果になったと言えます。

もはやAIによる画像生成は不気味の谷を越えたことは間違いありません。

ここまで技術が進化してくるとアイドル業界はかなり激戦になって来そうです。AKBの握手商法のようにリアルに触れられるなどのメリットが無いと、リアルなアイドルはかなり厳しそうな印象。

現在は画像だけですが、今後進化していくことで、動いたりしゃべったりすることができるようになるでしょう。そうなるとAIアイドルの誕生というわけ。

今はAIアイドル誕生の前夜祭的な感じ。

AIアイドルは短時間に様々な画像や動画を生成することができますし、ユーザーが臨んだ服装なども再現ができます。

さらにAIで作られたアイドルは歳を取らないですし、スキャンダルもありません。永遠の18歳というわけです。

また人気が無ければ違う画像を生成すれば良いわけで・・・使い捨てがしやすいというのもAIアイドルのメリット。

まさにリアルで体感できるかどうかが、リアルなアイドルとAIアイドルの差になってくるわけです。ただ、それもVRの進化で解消はできますが、当面VRで触感を再現するのは難しいので、現状はリアルで何ができるのかが重要になってきそうです。