H.U.S.Hとは
H.U.S.H(ハッシュ ~沈黙注意報~)は、韓国毎日という新聞社の新聞記者たちが、真実を追い求め、記者とは何か?について問題提起している社会派ヒューマンドラマ。
主人公はインターンの特別枠で入った新人イ・ジスと、ベテラン記者だが過去の事件から記事を書かなくなってしまったハン・ジョンヒョクの2人を中心に描かれる。正義感が強くまっすぐなイ・ジスと、それに感化され情熱を取り戻していくハン・ジョンヒョク。そしてさまざまな疑惑。
果たして真実はどこにあるのか? 誰が敵で誰が味方なのか? 二人に隠された共通点とは?
イ・ジス役は少女時代のユナさん、ハン・ジョンヒョク役は数々の賞を受賞しているファン・ジョンミンさん。
評価
星5/5
最初に語らなければいけないのは、本作めっちゃ長いということ。1話が1時間30分ぐらいで全16話あります。
そして、話が面白くなってくるのは3話目ぐらいから、事件を本格的に追いはじめるのは5話目ぐらいからということで、助走期間がめちゃくちゃ長いです。
それらを耐えて最後まで観てようやく評価ができる作品かなと思います。
ジャンルとしてはエンタメ系ではなく、社会派ドラマに入るので、そのあたりの重厚感を出すために話を長くしているのかなと感じました。
個人的に後半はかなり面白く観ることができました。自分もその昔、ネット系ではありますが記者をやっていたこともあり、いろいろと感じる部分が多かったです。ですので、☆5としましたが、万人受けはしないかもしれません。
Hushとは黙るという意味の英単語で、本作では黙ること、しゃべらないことが1つのキーワードになっています。社会人になり組織で仕事をしたことがある人はわかるかもしれませんが、組織の中にはいろいろと黙っていなければいけないことが多いです。それが本作のテーマの1つになっています。ですので、共感できる部分は結構あるかなと思います。
謎解きとか、真実を暴くことがテーマではないので、そっち系のドラマだと思って観始めると肩透かしを喰らうかもしれません。
また、本作では記者のあるべき姿が何度か問われます。ですので、マスコミ関連の方は一度は観たほうが良いドラマかなと。何か感じるものが確実にあると思います。