
「ネガティブ・ケイパビリティ( Negative capability)」とは、イギリス 詩人ジョン・キーツが提唱した言葉で、「不確実性や疑い、未知を許容する能力」を意味する言葉だそうです。
現代は、VUCAな時代と言われています。
VUCAとは、
- Volatility(変動性)
- Uncertainty(不確実性)
- Complexity(複雑性)
- Ambiguity(曖昧性)
の頭文字を取った言葉。
端的に言えば、未来予測が困難な状況という意味。
で、そんな時代だからこそ、ネガティブ・ケイパビリティが重要になるのでは?という話。
個人的に思っているのは、そもそも未来予測ができた時代ってあったっけ?と思っています。
なので、現代だけじゃなくて、昔からVUCAな時代というか、VUCAがデフォルトなのでは?と。
まあ、それは置いといて、確定していないことというのは、確かに人間にとってとても気持ち悪い状態だと思います。
特に、未来の不確実性というのは、人間の感情の不安につながると個人的に考えています。
それは、感情とは「未来予測と現在の差分で発露するもの」ではないかと思っていて、未来が定まらないというのは、その差分があやふやな状態と言えます。
それが不安という感情なのかなと。
まあ、そんなことを言っているのは、自分だけですけど。
それは置いといて、何が言いたかったのかと言うと、結局、あやふやな状態にどう対処するのかが、ネガティブ・ケイパビリティにとって重要なのではないかという話です。
単純に許容するというだけって結構難しいかなと。
あやふやであるということを情報として受け取りはするものの、考えないことが一番。
結構、自己啓発本とか、ブッダの教え系とかはそんな感じです。
ただ、AIの登場で、人間に与えられた余地というか、能力として求められるのは、考えることだったりします。
つまり、考えることを放棄するというのは、AIみたいなものです。
また、考えることを止めたとしても、考えてしまうことはありますよねぇ。
そんなときは、他のことを考えるのが良いというアプローチもあります。
こっちの方が現実的かなと。
辛いことがあったときに、仕事をしている方が気が紛れるなんてのもありますよね。
そういった、脳のリソースを別なことに使うタスクを用意しておくと良いかも知れません。
個人的には、ゲームとかも良いかなと。
複雑なゲームではなくて、ただボタンを連打するだけのゲームとかが個人的な経験では良い気がしています。
具体的には三國無双系とか。