
思ったことをつらつらと。
完璧な人間はいなくて、みんなどこか欠けている。
欠けているから、フィットする。
でも、それは完璧にフィットするわけじゃなくて、ぶつかるところもあれば、お互いに欠けていて、ぽっかり穴が空くこともある。
宇宙には、銀河が存在せず、ほとんどなにもないボイド(超空洞)という空間があるそうだ。
欠けた人間同士の間には、そんなボイドが広がっているのかもしれない。
そこには何もなく、深淵のように深く、そこが無い、闇すらも存在しない空間、いや、それは空間と定義してよいのかもわからない、がらんどうなのだろう。
果て無きがらんどうに、いくらものを投げ込んでも、それは一向に埋まることはない。
だから、埋めようとしても意味はないのだ。
埋めようとしても、埋まることはない。
できることは、新しい星を、銀河を作ること。
ボイドのことは考えないようにする。
そんなことしかできないようにも思う。
だからこそ、フィットした時、とても強く光るのかもしれない。
埋まらないと思っていたものが、埋まるというのは、とても安心感がある。
そう、安心感。
この世界に、僕だけじゃなかった、孤独ではなかったと感じることができる。
完璧な人間は、そういうことを感じることはないのだろう。
欠けていないから、フィットすることもない。
そうなんだ、僕たちは欠けているから、フィットする。