欠けているから、フィットする

投稿者: | 2025年5月3日

思ったことをつらつらと。

完璧な人間はいなくて、みんなどこか欠けている。

欠けているから、フィットする。

でも、それは完璧にフィットするわけじゃなくて、ぶつかるところもあれば、お互いに欠けていて、ぽっかり穴が空くこともある。

宇宙には、銀河が存在せず、ほとんどなにもないボイド(超空洞)という空間があるそうだ。

欠けた人間同士の間には、そんなボイドが広がっているのかもしれない。

そこには何もなく、深淵のように深く、そこが無い、闇すらも存在しない空間、いや、それは空間と定義してよいのかもわからない、がらんどうなのだろう。

果て無きがらんどうに、いくらものを投げ込んでも、それは一向に埋まることはない。

だから、埋めようとしても意味はないのだ。

埋めようとしても、埋まることはない。

できることは、新しい星を、銀河を作ること。

ボイドのことは考えないようにする。

そんなことしかできないようにも思う。

だからこそ、フィットした時、とても強く光るのかもしれない。

埋まらないと思っていたものが、埋まるというのは、とても安心感がある。

そう、安心感。

この世界に、僕だけじゃなかった、孤独ではなかったと感じることができる。

完璧な人間は、そういうことを感じることはないのだろう。

欠けていないから、フィットすることもない。

そうなんだ、僕たちは欠けているから、フィットする。


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