
性の哲学対話ワークショップ 」vol.9に行ったときのメモ。
ろくでもない人間
ろくでもない人間とどう付き合って行くのかみたいな話。
そもそもろくでもない人間とはどんな人間なんだろうなあと思ったり。
人間、良い面も悪い面もあるので、すべてが悪いという人は少ない気がします。
なので、おそらくろくでもない人間というのは、悪い部分が多い人間なのだろうなと。
で、この悪い部分というのは、時代とともに変化しているようにも感じます。
例えば、昔はオフィスの席でタバコを吸うなんて当たり前でした。
しかし、今は違います。
性的マイノリティについても、考え方が大きく変化しましたよね。
最近だと、フジテレビのコンプライアンスについて、話題になっています。
今と昔では、かなり違うということです。
つまり、何が言いたいかというと、ろくでもない人間というのは、そういう変化に対応できていない人なんじゃないかなという話。
時代の変化に合わせて、自分自身を変えることができる人は、ろくでもない人間ではないのかなと。
で、人によって、その変化のスピードが大きく違うようにも感じます。
正直、時代の流れが早すぎるのかなあと。
10年前の常識が、非常識になっていることも多いですし、逆に非常識が常識になっていることも多いです。
信用できると思われていた、新聞やテレビなどの大手マスコミも、信頼が失墜し、もはや正しい情報とは何なのかを、自分たち自身で判断しないといけない時代。
正解がわかりにくくなっている気がします。
だから、余計に自分自身を変化させることも難しいのかもしれないなあと。
長期的視点で考える
THE LONG GAME(ロングゲーム) というビジネス書があります。
タイトルの通り、長期的な視点で考え、行動しようというのが本の趣旨です。
癖って、正直、すぐには治りません。
良いものも悪いものも。
だから、癖なんですけど。
で、自分の場合、癖を直したいと思ったら、長期的なスパンで対処するようにしています。
今日明日に治すということは考えません。
というか、そんなの無理だからです。
ダイエットもそうでした。いきなりガッツリやるのではなくて、1年目は1日腹筋1回、腕立て1回とかにしました。
で、3年ぐらいかけて、理想とまではいきませんが、着れなかった服が着れるようになっています。
癖もそんな感じで、未だに出てしまうことがありますが、それでもそれを意識できていることが大切かなと。
昔は、まったく意識していなかったので。
最初は自分で気づかないので、友人などに指摘してもらうようにしていました。
疲弊するなら無理やり距離を置く
相手の悪い癖を直してもらいたいと思っても、それは直すことが難しいです。
基本的に、他者を無理やり変えることはできないため。
表面上はしたがっていても、本人が心から変えようと思っていなければ、変わることはないでしょう。
他者は変えることができず、変えられるのは自分だけだからです。
そう、自分で直そうと思ったら、意外とできるもの。
しかし、本人に気づいてもらう、自分からそう考えてもらうのは、なかなか難しい。
強制的に外部から言えば、必ず反発があるからです。
で、そういう時は、個人的に諦めるしかないのかなとも思っています。
正しくは、本人が気づくまで、待つという感じ。
人間は、外部のルールや世間の目というのを気にするので、自分が周囲と違うことがわかれば、それを直そうとします。
その違いを認識させることが大切なのかなと。
でも、認識させようとすると、他者を変えようとするのと一緒なので、結局、変わらないんですよね。
本人が気づくのをやっぱり待つしかないのかなと。
で、相手が気づくまでは、自分が我慢するしかありません。
そうなると、疲弊していきます。
これは辛い。
だから、距離を置くしかないのかなあと。
距離を置くこと自体を拒否する人もいますが、最近は無理やり距離を置かないとダメだなと思い直しました。
じゃないと、人間関係が壊れる。
人間関係が壊れるから距離を置こうと言っても、それがまったく伝わらず、結果、ぶち壊れてしまった経験があって、そういう結論に至りました。
こちらの言葉をちゃんと受け止めてくれなくなった、つまり、対話ができなくなった状態で、話をするのは良くないなと。
無理やり距離を置かないとダメだなと。
そう思っています。
一緒に成長できる関係
個人的に、友人にしろ、恋人にしろ、求めているのは一緒に成長できる関係です。
人間というのは、変化していく生き物。
考え方、価値観、趣味などがどんどん変化していきます。
だから、価値観が一緒だから付き合ったとしても、時間経過とともに、価値観が変化するので、うまくいかなくなるわけです。
ただ、変化・成長していくことが重要だという価値観に重きを置いていれば、時間が経過しても、ずっといっしょにいられるんじゃないかなって個人的には思っています。
何かを見て、何かを読んで、何かを体験して、お互いに対話をして、考え方をアップデートしていく。
一緒の考えじゃなくて、考えがアップデートされたことをお互いに認識するという感じ。
大切なのは、変わらないことじゃなくて、変化し成長し続けることだと自分は思っているからです。
とうのも、成長し続ける人に対して、自分は尊敬の念を持っています。
つまり、尊敬できる相手だからこそ、ずっと一緒にいたいと思うということです。
六人の嘘つきな大学生という小説の中で、
『あなたは優秀だと思う』と『あなたが好きです』の境界って結構曖昧ですよ
という言葉があります。
個人的にそう感じることが多いなあと。
どちらが先なのかはわかりませんが、少なくとも相手を尊敬している、つまり優秀だと考えていると、相手のことを好きになっている気がします。
そういう関係が理想だなあと。