NEW JAPAN CUP 2021決勝
2021年3月21日、NEW JAPAN CUP 2021の決勝が行われ、全日程が終了しました。
決勝は、鷹木信悟選手 VS ウィル・オスプレイ選手で2019年に行われた第26回 BEST OF THE SUPER Jr.決勝と同じカードになりました。
結果はウィル・オスプレイ選手の勝利し、NEW JAPAN CUP 2021優勝となりました。
これにより、ウィル・オスプレイ選手が飯伏幸太選手の持つIWGP世界ヘビー級王座への挑戦が決まりました。
ビー・プレストリーがオスカッターをされたワケ
試合後のマイクアピールでウィル・オスプレイ選手の恋人であるビー・プレストリー選手がオスカッターをされるという事件がありました。リング上も解説も観客も、一体何が起きたんだ?という感じでした。
バックステージコメントで、IWGP世界ヘビー級王座以外興味が無く、恋人にもこんな仕打ちができるから、飯伏選手には容赦しないぞ!と言っています。
実際にはこれはビー・プレストリー選手が新日本プロレスとの契約が切れたということでしょう。
選手の契約解除についてはよくある話なのですが、ある程度ストーリーを付けて盛り上げたり、追放されるような状況を作ったりするのですが、今回ウィル・オスプレイ選手からの説明がリング上で無かったことから、会場全体が「???」という状況になってしまいました。
NEW JAPAN CUP 2021からわかること
さて、今回のNEW JAPAN CUP 2021からわかることがあります。それは新しい選手に華を持たせているということです。
まず決勝まで勝ち上がった鷹木信悟選手。昨年はNEVER無差別級王座をかなり盛り上げてくれました。今後、IWGP世界ヘビー級王座に絡んでいく可能性がかなり高いことがわかりますね。
またデビッド・フィンレー選手の活躍も目覚ましかったですね。これまではジュース・ロビンソン選手とのタッグでベルトを獲ったり、タッグトーナメントを優勝したりとタッグのイメージでしたが、ジェイ・ホワイト選手を破り準決勝まで勝ち上がったことで、今後シングルでの戦いが増える可能性が高いです。
細かく見ていくと、1回戦で内藤哲也選手をグレート-O-カーン選手が倒したこと、オカダカズチカ選手を鷹木信悟選手が倒したこともインパクトがありました。
これらから予測できることは、新日本プロレスが新時代に突入したと言えます。
新日本プロレス 新時代突入
飯伏幸太選手が二冠王者になり、IWGP、インターコンチ二冠統一問題が起きました。この統一問題については新日本プロレスの会社の意向が強かったと思われます。そのため飯伏幸太選手の言動がちぐはぐになってしまったと言えます。
会社の意向ということは、二冠統一は新しい時代への突入を宣言していると言っても過言ではないでしょう。
そして今回のNEW JAPAN CUP 2021でそれが明白になりました。
IWGPジュニアヘビー級王座もエル・デスペラード選手が初戴冠でタッグと合わせて二冠となりました。これも新しい時代を象徴していると言えるでしょう。
つまり、2021年はこれまでの新日本プロレスからの決別とも言えるかもしれません。具体的にはこれまで時代を創ってきた棚橋弘至選手やオカダカズチカ選手、内藤哲也選手がメインではなく、新しいプロレスラーたちによる新しい攻防がメインになっていくということです。
気が早いですが、2021年のBEST OF THE SUPER Jr.やG1 CLIMAX 31でも大きな変化があるのではないかなと思っています。