ジョン・スチュアート・ミルの自由論からの引用。
自由の名に値する唯一の自由は、
自由論 (光文社古典新訳文庫)
他人の幸福を奪ったり、幸福を求める他人の努力を妨害したりしないかぎりにおいて、
自分自身の幸福を自分なりの方法で追求する自由である。
ミルはリバタリアニズムにも影響を与えていて、それを感じることができる言葉かなと思います。
主に考えることとか、思うことの自由は保証されるべき的な感じかなと。例えそれが不道徳なことであっても。
そこに自由が無くなってしまうと、何かを考えただけで罰せられてしまう世の中になってしまうので。
実行し他者に危害を加えてしまうのが良くないということです。
個人的にも考える自由というのは大切だと思うので、納得できる言葉でした。
過激な活動家たちは他者の自由を奪っている
少なくとも過激な活動家たちは、他者に迷惑をかけていて、それによって他者の幸福を奪っているので、リバタリアニズム的な考えだと、他者の自由を奪っていると言えそうです。
逆にリバタリアニズムが正しいかどうかはわかりませんが、リバタリアニズム的な考えを否定すると、今度はそもそも考える自由すら奪われてしまいます。
つまり、過激な活動家というのは、どっちの考え方でも良い結果を生まないと言えるのかなと。
また、自分たちの考えを強制しようとするという観点では、結局反対活動を制限しようとする人たちと一緒になってしまいます。
自分たちが否定している人間に自分たちがなってしまうといジレンマ。
どちらにせよ、過激な活動家が他者に迷惑をかけるような活動をするのは、よろしく無いんだろうなと。
そもそも相手が意見を聞かないって言う人もいるかもしれませんが、活動家はこちら側の意見を聞いてはくれないので、ずっと平行線なんですよね。
もう少し落ち着いて議論できる時代になって欲しいなと思いました。