評価・レビュー
☆3/5
バブル経済全盛期の高レート裏麻雀の世界をテーマにした麻雀映画。原作は天獅子悦也先生の同名マンガです。主人公の傀(カイ)を演じるのは袴田吉彦さん。
2007年の作品ということもあって、いろいろと古めかしさはありますが、話は結構面白かったです。やはり上がった後の「ご無礼」がハマる感じ。
話としては、昔麻雀が強かった町工場の親父が、会社の運転資金のために賭け麻雀して最初は良い感じで稼げたのだが、イカサマの裏麻雀に引きずり込まれ借金を背負ってしまうという感じ。
ただ、主人公は正義の味方的な感じではないのが、無骨というか、まわりに流されない芯の強さがあり、それが麻雀の打ち方にもうまく投影されてて良かったです。
麻雀系の作品が好きなら、普通に楽しめるかなと思います。ただ、映画作品としてみると、全体的に演技が浮いている方が多くて、ちょっと気になってしまうかも。
ただ、麻雀作品としては、技術や戦略もわかりやすく紹介されていますし、勝負の行方が見えないようなドキドキする展開、つまり傀がどうやってこの状況を打破するのかがワクワクするので、ストーリーとしてはとてもおもしろいと感じました。
自分はアマプラで見たのですが、何だかんだとアマプラの会員特典で見れる2も観てしまったので、好きな人はハマれる作品です。1より2の方が全体的にこなれていた感じはありました。
2007年作品で、2019年にシリーズ16作がリリースされています。