評価・レビュー
☆3/5
2022年12月22日発売の大戦略SSB(SUPREME STRATEGIC BATTLES)の体験版がPS4でダウンロードできたのでプレイ。
端的な感想としては、良くも悪くも昭和のヘックスタイプのターン制ストラテジーゲームという印象です。ですので、昔の大戦略が好きなら楽しめるゲームだと思います。
体験版なので全体像はわかりませんが基本的には陸海空の兵器を生産して、敵の首都を陥落させたら勝利というゲームです。
体験版ではアメリカ軍の兵器を使うことができます。本製品版ではたぶん様々な国の兵器が使えるのかなと。
戦闘シーンはまあかなりシンプル。
プラットフォームはNintendo Switch、PS、Steamでリリース。追加DLCで様々な兵器が追加されているので、好きな兵器を使ってエンジョイするゲームなのかなとも思います。兵器のパラメータも結構細かいので、兵器好きなら楽しめるのかなという印象です。
個人的に気になった点
冒頭でも書きましたが、一番はゲームシステムがほぼ昔と一緒という点。それ以上でもそれ以下でも無いという感じです。
それが個人的には一番のマイナス点かなと。
あまり他のゲームと比べるのはあれなのですが、例えば息の長いシリーズとしてコーエーテクモゲームスの信長の野望や三国志は、新作のたびに新しいゲームシステムが導入されています。それについて賛否はありますが、個人的にはそのようなチャレンジは大歓迎で、ずっと同じゲームシステムだと飽きてしまうタイプなので。
ちなみに大戦略シリーズで個人的に一番好きなのは4です。4はヘックスタイプながらリアルタイム性を採用していて、その昔猿のようにプレイしていました。そういう新しい試みを追加してほしかったかなあという印象。
また、全体的にかなりもっさりしていてテンポがかなり悪いです。近年のゲームはテンポがはやくサクサク進むものが多く、ユーザーが快適にプレイできるようなシステムが導入されていることが多いです。
しかし、本作は前述したように良くも悪くも昔のターン制ストラテジーゲームという感じで、1部隊1部隊を動かす必要があり、ただ部隊を動かすだけで終わるターンがしばしば発生します。例えば布陣のようなシステムがあるなら、それを作り上げる楽しさがありますが、本作では囲むと良いぐらいの感じなんですよね。オートである程度前線まで部隊が運べるようなシステムがあっても良かった気もします。
また、一番気になったのは戦闘アニメーションを飛ばしても飛ばさなくてもそれほど時間に変化が無い点。これも結構テンポを悪くしているかなという印象。サクッと結果だけ出すのでは駄目だったのかなと思いました。
グラフィックや戦闘描写についてはあまり力が入っていないようですが、個人的にはあんまり気にしないのでプラスでもマイナスでもないです。
AIが強いのが売りのゲームということですが、チュートリアルだとプレイヤー側の軍資金が非常に多く設定されているので物量で勝ててしまいます。そのため、体験版で一番の売りが全く感じられないのも残念なところ。
配信
実際にプレイしたときの配信動画です。
ちなみにSUPREME STRATEGIC BATTLESとは至高の戦略バトルの意味。