韓国映画 8番目の男 – 気楽に見れて面白い 陪審員をテーマにした法廷サスペンスコメディ

投稿者: | 2022年10月31日

評価・レビュー

☆4/5

欠員が出たことで突然韓国初の8人目の陪審員に選ばれてしまったナム(パク・ヒョンシク)は、有罪・無罪を決める段階で有罪に疑問を持ってしまい真実を知るために奮闘する法廷サスペンスコメディ。

実際にあった事件や裁判を元に脚本を書いているそうで、ある程度予測はできる流れですが面白かったです。韓国系のサスペンスというと重厚でどんでん返し系が定番な印象ですが、こういうタイプの作品も良いなと思いました。

コメディタッチで描かれながら、締めるところは締めていてメリハリがあって、うまく作ってあるなと。個人的に有罪・無罪を決める段では自身が他者の人生を左右するかもしれないことの重さは、陪審員になってみないとわからんだろうなと感じました。たとえそれが本当に極悪人であったとしても、自分の意思で誰かを死刑にするというのはとても重い決断だなと。

https://www.youtube.com/watch?v=IrHrdA-RQiU

主演のパク・ヒョンシクさんが好きや法廷ものが好きならおすすめ。

あらすじ

国民が参加する裁判が歴史上初めて開かれる日。大韓民国初の陪審員になった、年齢も職業も異なる8名の普通の人々の前に置かれた事件は、証拠・証言・自白まで揃った明白な殺害事件。被告人がいきなり嫌疑を否認したため、陪審員たちは急きょ有罪無罪の決断を迫られることになる。誰もが困惑する中、裁判長は裁判を進めようとするが、8番陪審員ナムをはじめとする陪審員たちの突発的な行動により裁判は予期せぬ方向に進んでいく。(C)2019 CJ CGV Co., Ltd., banzakbanzak Film, All Rights Reserved

アマプラ:8番目の男

2019年作品。

余談ですが、陪審員ものというと、十二人の怒れる男という作品がよく取り上げられるようです。1954年製作のアメリカのテレビドラマでリメイクで映画も製作されています。また、三谷幸喜氏の舞台で12人の優しい日本人という作品もあるそうです。

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