信長の野望 創造PK レビュー PS4

投稿者: | 2021年11月24日

評価

☆5/5

個人的に良かった点は、

  • 内政が充実しつつも委任があって楽
  • 軍団のAIがちゃんと攻めてくれる
  • 武将の能力値が上がりやすい

ですね。

過去作をすべてプレイしているわけではないのですが、内政の方法が充実していてよかったです。城下町を作ったり、政策をしたり、道を整備したり、城を強化したりと、選択肢がかなり多く、最初は覚えるまで大変ではありますが、国がちょっとずつ強くなっていくのが実感できて楽しめました。また、ある程度国が大きくなってきたら委任で楽もでき、委任でも結構ちゃんと城を成長させてくれるのも良かったです。

また、軍団のAIがちゃんと攻略勢力を攻めてくれて、しっかり倒してくれる点も好感触。三国志シリーズもプレイしていて感じていたのですが、バージョンによっては国力に結構差があっても攻略してくれないことが多く、AIにイライラすることがありましたが、本作ではしっかり弱い城があるとすぐに攻めるので軍団に任せてもイライラすることはなかったです。

加えて難易度中級だからかもしれませんが、武将の能力値が上がりやすく、そこそこの武将でもプレイしているうちに一線級の武将になってくれるのでプレイしやすいかなと思いました。

かなり評価が高い作品なのもうなずけます。

逆に気になった点としては、

  • 城を包囲するときに城の耐久以上の兵が必要
  • 外交や内通に時間がかかりすぎる
  • 戦闘は逆転しにくい
  • 人口がすべて

があります。

まず、城に被害を与えずに落城させるには城の耐久以上の兵で包囲する必要があり、弱い勢力ではじめると兵力をかなり増やさないと領地を拡大しにくいです。敵の兵が1でも城の耐久力があれば問題ないので、守りやすいというのはあります。強攻すればよいのですが、やはり兵が1しかいないのに城を取れないというのは少し違和感がありました。

また、外交や内通に時間がかかりすぎるのも気になった点です。長期的スパンで攻めるという点では良いのですが、敵の城が手薄になった瞬間に攻め入りたいという場合、内通を待っていては間に合わないため、臨機応変に対応がしにくいです。ですので、国が強くなってくると内通するよりも城を落とした方が早く、内通の重要性ががっつり下がってしまいます。外交についても同様で臨機応変に同盟を結んで攻めるというのが難しく、結局自身の勢力だけで戦った方が早いということが多かったです。

戦闘では正面衝突になることが多いので力差がそのままでることが多く、強い武将がいれば逆転もできますが、弱い勢力でプレイしている場合、会戦せずに戦った方が結果が良いことが多いです。戦闘での立ち回りではどうしようもないという感じ。このあたりは信長の野望 大志では改善されていたので、やはり課題になっていたのかなと思いました。

一番大きいのは様々な命令に労力が必要で、その労力の数が人口に寄るという点です。労力が増えないと城下町を拡張できないため、弱小勢力は国力を上げるのがかなり厳しいなと。人口差があるとどんどん国力に差がついてしまうためです。手っ取り早く人口を増加させるには国人衆を懐柔すればよいのですが、近くにいる国人衆の数はランダムなため開始時に国人衆がいないこともあり、弱小勢力だと序盤で手詰まりになってしまいます。近くに取れる城があればなんとかなりますが、城の耐久力が高と落とせないので、やはり手詰まりになってしまうという感じです。

このあたりはかなり難易度が高いなと感じました。


いろいろと書きましたが、総じて個人的には大満足できたゲーム。購入して良かったなと思いました。

リンク