レバレッジ 最高の詐欺師たちとは
優秀な保険会社の調査員 テジュンは白血病の子どもを救うために、すべてを捨ててミラバイオから新薬 アサナを盗むことを計画する。泥棒のナビョル、ハッカーのウィソンと共にアサナを盗みに入るが、それは大いなる陰謀への歯車の1つでしかなかった。警察に捕まり騙されたテジュンは失意の中、復讐を誓う。詐欺師 スギョン、そして元ミラバイオのセキュリティ責任者で傭兵のロイ、そして一緒に騙されたナビョル、ウィソンと5人でチームを組み、自分たちをハメた悪に立ち向かっていく。
2019年作品。レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀の韓国版リメイク作品。
評価
☆4/5
あまり日本では人気が出なかったようですが、個人的には結構面白く観ることができました。コメディタッチな部分はクスリと笑えて、シリアスな部分では感情を揺さぶる演技が良かったです。
大きなストーリーの流れは読みやすいですが、毎回トラブルが起きて、それをどう切り抜けていくのかが見もの。また、トラブルへの回避方法もいろいろなパターンがあるので、飽きずに観ることができます。
それぞれの役柄もキャラクターがしっかり立っていて好感が持てました。それぞれの心の微妙な変化もうまく表現できていると思います。
また、本作が個人的に一番興味深かった点として、1つのパートがドラマの1話の途中で完結して、次の話がはじまるという点。つまり、ドラマの話数で完結していないんですよね。これはかなり面白い試みだと思いました。
アメリカドラマだと最後の2分で急激な展開が起きて、次を観させるというテクニックですが、本作はドラマ1話の真ん中で1つのパートが終わって、次の展開という感じなので、結構止めどころが難しいです。個人的には途中までは一旦ドラマの話の途中で止めて、続きは次の日という感じで観ていましたが、終盤はだんだん面白くなってきて、結局一気に観てしまいました。
Amazonの評価を観るとそれほど評価の数が多くなく、あまり注目されていないのかなと思いますが、個人的には良作ドラマだと思います。
本家のレバレッジ 〜詐欺師たちの流儀を観ているとどうしても比較してしまうので、馴染めない方もいると思いますが、別作品として捉えて観たほうが良いかなと思います。