Fukushima 50 映画レビュー 日本人なら一度は観ておきたい

投稿者: | 2021年7月5日

Fukushima 50とは

2011年3月11日、マグニチュード9.0、最大震度7という最大規模の地震が東日本で発生。そして想定以上の津波が福島第一原発を襲い、原発は電力を失い、格納容器が爆発する危機に陥りました。もし爆発した場合、東日本はほぼ人の住めない地域になっていたでしょう。

Fukushima 50は爆発してもおかしくないような状況下、福島原発に残り、最後まで戦い続けた50人の作業員たちを描いた映画です。

2020年作品。

評価

☆5/5

東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

日本を襲った未曾有の危機 東日本大震災における原発危機がテーマで、心がとても締め付けられるような作品になっています。あの当時のことが蘇ってきて、いろいろと感情が込み上げてくるでしょう。

映画作品としてみた場合、若干、ストーリーがわかりにくかったり、必要な説明が飛ばされたりと、若干微妙な点はあります。ただ、それらを差し引いても日本人なら一度は観ておきたい映画です。

映画単体で評価すると☆3ですが、最後まで諦めず、自らの命を削って、爆発を防ぐために尽力した方々に敬意を評して☆5という評価にしました。


福島県出身だからこそ

自分は福島県出身で、小学校の夏休みの自由研究で福島第一原発について調べたことがあります。原子力発電はとても大きな電力を生み出しますが、扱いがとても大変です。扱い方を間違えてしまうと、その被害はとても大きく、チェルノブイリの原発事故の結果は誰しもが知るところでしょう。

福島第一原発はそのような事故が起きないよう、様々な対策が取られていました。制御方法だけでなく、放射能漏れをいち早く検出できうよう対策もされています。

当然、地震に対しても万全な構造になっていました。実際、東日本大震災において地震そのものによる被害はとても少なかったです。

多くの人の命、そして福島第一原発が危険な状態になったのは想定外の大津波でした。

個人的に原発は想定外のことが起きた場合、とても危険だなと自由研究で原発を調べた時に感じました。制御に関しては世界最高レベルでしょう。人為的な事故が起きることは無いと思います。あり得るとすれば想定外の事態です。

そもそも想定外の事態に対策をするというのは、ほぼ不可能。だから、福島原発については問題は無かったと思っています。

ただ、それでもなお、個人的に考えていた想定外の事態について、もっと声を挙げていたら、原発事故は起きなかったかもしれないという想いがあります。自分は原発については素人。だから声を挙げても意味は無いですし、まったく影響も無かったでしょう。それでもやはり、声を挙げるべきだったなあという想いが去来します。

毎年 福島県産の米を買う

放射能については、しっかりわかっていることが多いので、毎年 福島県産の米を購入しています。

個人的に最近のおすすめは、天のつぶというブランドです。

天のつぶ なんだかんだと旨くてリピート | ネルログ

しっかりした歯ごたえを感じることができるのが特徴で、堅めの米が好きな方にはおすすめです。

今もまだ残っているとは思いますが、風評被害はかなり深刻でしたね。正直言えば、風評被害を生んだ人々には、改めて東日本大震災、福島第一原発の危機について考えていただきたいですし、Fukushima 50を見ていただきたいなと思います。

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