
ふと、図書館から印税が入るシステムって、ダメなのだろうか?と思った。
図書館で本を借りると、その本の著者にお金が払われるという感じ。
なぜそんなことを思ったかというと、図書館によって、本来売れるはずだった本が売れなくなる可能性があるため。
まあ、全体からしたら、それほど大きな影響はないのかも知れないが。
また、マニアックな、ニッチな分野の本も意味はあるのだが、書店にはスペースが限られているので、なかなか置きにくいし、売れにくい。
そういう本を置けるのが、図書館の意義の1つでもあると思う。
ただ、図書館で借りた本というのは、著者にも、出版社にもお金が入らない。
もし、印税が入るようなシステムだったら、何が起きるだろうか?
図書館をもっと大きくする動きがありそうな気がしている。
図書館に本をたくさん置きたいと思う著者が増えそうだからだ。
また、財源はどうするのか?という問題はある。
それについては、サブスクリプションという方法はどうだろうか?
基本的に、従来の図書館の機能はそのまま運営し、追加で毎月1000円支払った人は、さらに多くの本を借りることができる、新刊を借りやすくなるみたいな感じ。
で、サブスクリプションの収益から印税を払うというシステムだ。
図書館が大きくなると、新しい都市システムとしての機能が生まれるような気もする。
本を媒介にした地域コミュニティを作ることもできそうだ。
また、エコ的にも良い気がする。
図書館の民間への委託みたいな話もあるが、このシステムなら民間としても収益を得られるから、代行しやすいのではないか。
あくまで、従来の図書館の機能はそのまま維持するという契約で、サブスクリプション部分で収益を調整するみたいな感じ。
実際には、もっと練り込む必要があるのだろうけど、これからの時代には結構合っているような気がするのですが、どうなんでしょうね。
あっ、あと、Kindle Unlimitedとかにも対抗できそうな気もしたり。