三國志8 REMAKE – 三国時代の武将となって駆け抜けるシミュレーションゲーム

投稿者: | 2024年10月26日

評価・レビュー

☆5/5

三國志8 REMAKEは、中国の三国時代の1人となって、戦乱を駆け抜けるシミュレーションゲームです。

REMAKEとある通り、以前リリースされた三國志8をベースに、新たな要素を追加したものになっています。

PS5でプレイし、陳宮の難易度上級で天下統一までプレイしましたが、安定のシブサワ・コウシリーズかなというのが最初の感想です。

三國志シリーズが好きなら、普通に楽しめるかなと。

個人的に三國志8は、その昔PCでサルのようにプレイしたこともあったのですが、相当前だったこともあって結構システムとか忘れていて、意外と新鮮な気持ちでプレイできました。

武将プレイというと、三國志13がナンバリングでは最新で、個人的な感じでは三國志13の方がゲームとしては好き。

ただ、それでも三國志8は三國志8なりの面白さがあって、普通に楽しめました。

特徴的なシステムとしては、相生や相克、義兄弟、配偶者などの人間関係、多様な技能、歴史イベントやエンディングなどの発生を自身で調整できる演義伝などがあります。

また、個人的に感じたのは、シリーズ全体で見ても敵国が勧告で降伏しやすくなったと感じました。

以前は有名な武将だと、基本的に降伏勧告を飲むことはなかったのですが、本作では有名な武将でも降伏勧告に応じてくれます。

ある程度国の数は減らさないといけませんが、中盤以降は結構戦闘回数が減らせるので、昔に比べるとスムーズに終盤を進められると思います。

戦闘はヘックスタイプで、行動速度の早い順に動くことができます。部隊ごとに使える戦法以外にも、全体的な効果を及ぼす策略があり、状況の不利を打開しやすいです。

シナリオの多さ

三國志8 REMAKEの特徴としては、シナリオの多さが挙げられます。

シナリオが多いということは、同じ武将でプレイするにしても、それだけその武将の様々なシチュエーションで開始できるということです。

武将に寄りますが、ずっと同じ君主の下にいた武将もいれば、様々な要因でいろいろな君主の下で働いていた武将もいます。

ですので、自分が好きな君主の下にいた時からゲームスタートできると思います。

エンディングパターンが多い

本作では天下統一をしなくても、シナリオクリアが可能です。

過去作で言えば、ある程度の数の国を支配すると中間エンディングというものがありました。

本作でも中間エンディングはありますし、特定の地域を制覇するエンディングも用意されています。

また、武名や文名で一定以上の数値を獲得したりと、特殊な条件でのクリアが可能です。

歴代の三國志シリーズをプレイしたことがある方はわかると思いますが、三國志シリーズって序盤が一番面白く、ある程度勢力が大きくなってしまうと、作業感が強くなるという欠点がありました。というか、今でもあります。

本作ではエンディングのパターンをいろいろと用意することで、終盤に入る前に区切りをつけやすくなりました。

特に特定地域の制覇などは、目標としてもちょうどよく、個人的には好感触です。

また、前述したように降伏勧告が通りやすくなっているので、都督などになれば、以前に比べるとかなり天下統一がしやすくなっています。

不満点

登場武将数も多く、武将プレイとして楽しいのは間違い無いのですが、個人的に気になった点がいくつかあります。

難易度上級でプレイしたのですが、もっと君主が積極的に戦争をして欲しかったな。

群雄割拠の序盤は戦闘が結構発生しますが、ある程度経つと、お互いに戦力が均衡し、戦闘がほとんど起きなくなります。

なので、天下統一をするには、自分で戦争を仕掛けないといけません。

全武将好戦的にする必要は無いですが、性格でもっと戦争を仕掛けるようにして欲しかったです。

自分は陳宮でプレイし、呂布配下にいましたが、結局呂布自身が戦争を仕掛けることはなかったので、安全にプレイできました。

もうちょっと右往左往したいというか、無理矢理戦争を仕掛けようとする君主を舌戦で抑えるとか、そういうことをしたいなあとか。

あと、武将の個性でもっと奇才の種類が欲しいなと。効果が高い必要はなくて、個性の1つとして、奇才が欲しいという感じ。

というのも、戦争を自分がメインですることになるので、結局戦闘系の技能を覚えることになり、どんな武将でもある程度、同じような傾向になってしまうからです。

三國志13では、職業的なものがあったので、それぞれ個性が発揮できたので、余計にそう感じるのかもしれません。

という感じで、いろいろと書きましたが、個人的には三國志8 REMAKEかなり楽しんでいます。

三国志が好きならおすすめですが、新規の場合は、結構とっつきにくさはやはりあるかなと。

その時は、横山光輝先生のマンガ 三國志や、マンガ 蒼天航路などを読んでからプレイすると、どっぷりハマれると思います。

また、ゲームシステムとしては、やはりナンバリングが新しい三國志13の方が良く出来ています。

ですので、新しく三國志シリーズをプレイするなら、三國志13の方がおすすめです。

正直、三國志シリーズって、ストラテジーゲームではなくて、歴史シミュレーションゲームなので、三国志が好きかどうかで、楽しめるかどうかは結構変わってくるかなと。

本作にストラテジーを求めてしまうとつまらないと感じてしまうと思います。

陳宮でのプレイ動画

呂布が存命のうちに天下統一までできました。

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