
つなぐ手の先にの次は、SPY×BANKER。
紹介文
スパイ映画の裏方に憧れて入った会社で、見事、社畜プログラマーに成長した主人公・谷橋。マッチングアプリで知り合った銀行員・愛香の部屋に招かれ「俺、ヒモになりたいかも」なんて考えていたら……。女性作者による異業種ラブコメが今幕を開ける──。
BCCKS / ブックス – 『SPY×BANKER』(著)花雲ユラ (編)結城玲夏 (表紙デザイン)H-Cait著
感想
プログラマがマッチングアプリで出会った女性とトントン拍子で上手くいくのだが⋯的な物語。
展開が早く、スピーディで良かったです。
あと、設定も個人的には嫌いじゃない、というか、結構好きな感じ、というか好き。
ネタバレになるので、あまり書けないですけど、端的に言えば、普通とは違った視点で見た物語ということです。
そういう変化球的なものは、個人的に好きなので。
で、読み終わって思ったことは、いろいろと疑問点が湧くというか。
ネタバレしてしまうとアレなので詳しくは書きませんが、一番はマッチングアプリで出会った女性のモチベーション的なものが全然わからず。
これは主人公についても同じような感覚を持ちました。
まあ、総受け的であれば、そのあたりを強調した方が良かったのかなと。
なので、個人的にはすごく惜しいと思いました。
もう少し分量が許せば、そのあたりの細かな設定も書けただろうなと。
そうすれば、面白さがさらに増した気がします。
あと、言葉選びの部分は、少しだけ気になりました。
このあたりは、著者の属性なのか、地域性なのか。
機会があれば聞いてみたいなと。
タイトルは、おそらくSPY×FAMILYのオマージュ的な意味かなと個人的に思っています。