人間の感情を読み取るのが難しいと感じるのは、失敗の数が少ないからかもしれない

投稿者: | 2025年10月4日

人間の感情を読み取るのはとても難しい。

普通に話していても、相手の感情を読み間違えることがある。

また、たまにあるのが読解のテストでの間違い。

作者の心情で正しいものはどれか?みたいな問題が出されて、後から作者から指摘があり、正解が2つになったり、または正解がなかったりするパターン。

そう考えていくと、感情を読み取るというのは、あまり効率的なことではないのかもしれない。

タイパ、コスパを求める人にとっては、特にそう感じられるのかもしれないとも思う。

だから、感情が読み取りにくい、正確には、自分の感情が暴走していることで、相手の感情を読み取る能力が低下している状態と言える恋愛は、とても非効率とも言える。

結果、恋愛というものに対して、積極的になりにくいのではないだろうか。

確かに、非効率なことというのは、世の中では、あまり良くないという印象がある。

しかし、実際には、その非効率があったからこそ、得られるものも多い。

というか、多くの場合、非効率によって得られた経験の方が、自身に大きな影響を与えていると思える。

非効率的なもので、もっともわかりやすいのは、失敗だ。

失敗はまさに世間的にもネガティブなものとして考えられているが、失敗があったからこそ、成功が得られるとも言える。

また、失敗した経験は、自身の経験としてとても有意義だ。

というのも、手痛いしっぺ返しを食らうと、人はそこから学ぶからである。

ただ、知識の詰め込みでは、なかなか学びが得られない。

情報として知っていたとしても、自分のものにできていないということ。

失敗を経験してはじめて、自分の血肉になる。

実際に、自身のこれまでの人生を振り返ってみると、学びの多くは、失敗から得ている。

結局、失敗しないと人間はわからない、理解できない生き物なのだ。

人間の感情を読み取るのが難しいと感じるのは、失敗の数が少ないからかもしれない。

失敗を重ねることで、人の感情がわかるような気もする。

だから、感情の読み取りに失敗しても、気に病む必要はないのだ。

失敗したことで、また少し成長し、人の感情がわかるようになった、つまり、より人間らしくなったということなのだから。

実際に、AIを使っていると、AIはたくさん間違える。失敗する。

そして、その都度、フィードバックがあり、学びを得る。

結果、AIは成長する。

人間も同じなのだ。

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