マダミスのプレイスタイルとPOLARIS『RED LINE』の感想

投稿者: | 2024年3月22日

先日、人生で初のマーダーミステリーを千葉県松戸市ボドゲ会でプレイしました。

プレイしたのは、POLARISというレーベルが出している『RED LINE』です。

そもそもマーダーミステリー自体、個人的にはあんまり好みじゃない系統ではあったので、避けてはいたのですが、人数が足りないということで、急遽参戦。

POLARIS『RED LINE』の設定

話としては、ヴァンパイアが人間に迫害されている中、人間への報復攻撃をするRED LINE計画が画策されており、RED LINE計画を発動するか否かを決める会議に5人の吸血鬼がとあるバーに呼ばれたのだが、そこで事件が起きてしまう・・・という感じ。

参加者の5人は、

  • 亜蘭(アラン)
  • 絵里衣(エリイ)
  • 零士(レイジ)
  • 麻利亜(マリア)
  • 八凪(ヤナギ)

で、それぞれにプレイヤーが配役されます。

ですので、5人は必須。一応、GM無しでもプレイできるそうですが、今回はGMをしてくれる方がいて、GMありでプレイしました。

感想

内容の詳細は書けませんが、キャラクター視点で考えていた流れにはある程度できたのかなと。

なので、プレイ自体は楽しめたと思います。

昔少しだけTRPGをプレイしたことがありますが、個人的にはTRPGよりもマダミスの方が好みかなと。

これはTRPGのシナリオにも寄るとは思いますが、個人的にプレイした時は、ある程度お約束というか、水戸黄門的な感じになることが多かった印象。

予定調和と言っても良いかもしれません。

個人的には、それがちょっとTRPGが苦手になってしまった理由でもあります。

ただ、マダミスは結末がいろいろと用意されていますし、一応謎は用意されていますが、他のプレイヤーの思惑もあるので、落ち着くところに落ち着かないというか。

その点が個人的に楽しめた理由です。

また内容とは全然関係無いですが、初心者が多かったのもあって、少し議論時間が短かったと感じました。

このあたりは勝手が分かる人と分からない人で違いが大きくでる点で、時間は決められていますが、初心者が多い時はもう少し時間がが長くても良いのかもしれないなと思います。

あと、ふと思ったのですが、マダミスってみんなでプレイするサウンドノベルゲームって感じが一番近いのかも。

マダミスの感想

まだPOLARIS『RED LINE』しかプレイしていないですが、予想通りというか、個人的にマダミスって、一緒にプレイする人との温度感で、結構面白さは変わるかなという印象です。

もっと具体的に言うと、プレイスタイルが違う人が集まると噛み合わないという話。

プレイスタイルの方向性

プレイスタイルの方向性としては大きく

  • 謎解き重視
  • ロールプレイ重視

の2つがあると思いました。

謎解き重視はマダミスをゲームとして捉え、自分が割り当てられた目的達成や、隠された謎を暴くことを重視するプレイスタイルです。正しい表現かはわかりませんが、トゥルーエンドを目指すプレイかなと。

ロールプレイ重視はマダミスをシナリオのない演劇に捉え、自分が割り当てられた役柄の動きを重視するプレイスタイルです。こちらはトゥルーエンドに興味は無く、結末に至るまでの過程を楽しむプレイかなと。

この両者のプレイスタイルは、どっちが良いとか悪いとかは無いです。

ただ、目的が違うため、かみ合わせが悪いんですよね。

謎解きのためにガンガン話を進めていきたいプレイヤーと、役の雰囲気を楽しみたいプレイヤーでは、プレイングの速度も違いますし、立ち回りも大きく異なるので。

まだマダミスを1回しかプレイしていませんが、これはプレイ前から思っていたことで、実際にそうだったなという印象です。

自分はロールプレイ重視かな

個人的にブログでゲーム攻略を書いているのもあって、好きなのは謎解きとかなのですが、マダミスについては、ロールプレイ重視の方が良いかなと思っています。

別に役者じゃないですし、演技も下手ですが、その世界観に入り込んだ方が楽しめそうですし、別にバッドエンドでも良いじゃん的な感じです。

というのも、結末がその場その場で変わるのがマダミスの良さなんじゃないかなと。

また、前述したように、マダミスをみんなでプレイするサウンドノベルゲームと考えると、最初のプレイでいきなりトゥルーエンドにたどり着くよりも、あーだこーだ言って、バッドエンドになった方が盛り上がると思うですよね。

これは単純に中学生の頃かな、みんなで集まって弟切草をプレイした時の印象があるので、自分だけかもしれませんが。

また、もう1つロールプレイ重視の方が良いかなと思った理由として、犯人がわかってしまうというのもあります。

ミステリとかサスペンスとか好きな人だと、ちょっと裏読みというか、メタ推理が働いてしまうので、犯人枠が見えてしまうというか。

ドラマとか映画のミステリって、有名な俳優さんが犯人のこと多いじゃないですか。

簡単に言うとそういう感じです。

で、それをマダミスの世界観に入れちゃうと、白けそうな感じがしました。

このあたり、結構塩梅が難しいかなと。

プレイスタイルが近い人とプレイが良さそう

最終的に何が言いたかったかというと、個人的にマダミスはある程度プレイスタイルが近い人とプレイした方が楽しめるんじゃないかなってことです。

これはボードゲームとか人狼とかもそうかもしれないですね。

ボードゲーム業界では、ずっと前からガチ勢とエンジョイ勢の対立というか、違いというか、よく話に挙がります。

それに近いものはあるかなと。

で、どっちのプレイスタイルが正しいかという結論って無いんですよね。

プレイスタイルの話なので。結局混ぜてはいけないというだけで。

自分はどっちもできるので、その場その場に合わせてプレイスタイルを変えています。

個人的にはどっちのプレイスタイルでも楽しめるので。

楽しむのが一番かなと。

ただ、マダミスについては1回しかプレイできないからこそ、結構、プレイ前にある程度プレイスタイルの温度感は合わせておいた方が良いかなとは思いました。

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