禁酒法から何を学んだのか?〜人間は愚かだから人間なんじゃないか

投稿者: | 2025年9月27日

アメリカの禁酒法って、義務教育で習う歴史だと思います。

かなり多くの人が知っていることかなと。

禁酒法によってお酒を禁じたけれど、結局、違法なものが増えて、逆に悪くなったという話。

結局、禁酒法は無くなることになります。

で、この禁酒法の歴史を知って、学ぶべき点はどこなのかなと。

個人的には、強制的に何かを排除するというのは、あまり良くないという感じで受け取っています。

皆さんはどうですかね?

もっと政府が強い力で禁酒法を実行すべきだったと思いますか?

それとも、ある程度管理をすることで、コントロールする方が良いと思いますか?

と、なんで禁酒法の話を書いたかと言うと、昨今の喫煙に対する風当たりの強さからです。

以前は、駅の近くに喫煙所がありましたが、最近は、喫煙所が無い駅も増えています。

その結果、裏路地で喫煙している人が増えているのが実情です。

タバコはがんになるのだから、禁止すべきだという意見もあるでしょう。

しかし、がんという観点で言えば、キムチだってがんの原因の1つです。

いやいや、副流煙の問題があるだろうという人もいます。

じゃあ、キムチ売るのは止めたほうが良いですよね。

ちなみに、キムチ以外にも、発がん性のある食品はたくさんあります。

また、人は愚行をおかす生き物です。

愚行なんてしたことがない!という人もいるかもしれませんが、多くの人は、なんだかんだといろいろな愚行をしてきたと思います。

例えば、健康のために痩せなければいけないけれど、ついラーメンを食べてしまったり。

健康健康というのであれば、ラーメン店はすべて潰すべきで、あらゆるお店が、オートミールなどの健康志向のお店でしかるべきだし、それ以外、売るべきではないでしょう。

何が言いたいのか。

結局、人間は愚行をする権利があって、それをどうコントロールするのかが大事なのではないか?という話。

お酒も一緒です。

よくワインは健康に〜みたいな言い方をされたりしますが、ワインが良いわけではありません。

ポリフェノールが良いだけです。

なので、ワインを飲む必要はありません。

つまり、お酒を一切飲まない方が健康には良いんです。

でも、飲みたいんだよ!ってことで、禁酒法時代にみんな法律を破ったわけ。

あたり前田のクラッカーなのです。

健康、健康、健康って偏っていくと、結局、すべてを管理された社会が良いことになってしまいます。

それは、もはやディストピア。

人間に愚行をする余裕をもたせることが、大切ではないでしょうか?

そして、それが人間らしさでもあるんじゃないかなって。

最近は、AIの進化が凄まじいです。

優等生のような返事をするAI。

それが僕たちがなりたい姿なのでしょうか?

であるなら、人間じゃなくて、AIの社会が是ということにもなります。

やっぱ人間って、愚かだから、人間なんじゃないかなあと。

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