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思ったことをつらつらと。
目次
健康志向で国民健康保険料が増加
考えるきっかけとなったのは、国民健康保険料の増加だ。
国民がみんな健康になり、長寿になった。
結果、健康的な高齢者ばかりになったかというと、やはり人間、歳には勝てない。
どうやっても若いときに比べれば、あちこちガタが来る。
結局、病院に行くことになり、逆ピラミッド型の人口比率もあって、国民健康保険料が上がっていく一方だ。
また、足りない分は、他の税金で補う必要があり、今後も増税基調は変わらないだろう。
で、ふと思う。
僕達は健康に生きる必要があるのか?
という疑問だ。
太っているのは悪なのか?
肥満は健康の大敵として、攻撃対象の1つになっている。
しかし、それは正しいのだろうか?
太っている人は、それだけ多くの食べ物を食べている。
食べることは快楽であり、人より多くの快楽を得ているとも言えよう。
であれば、寿命が少し短くなったところで、快楽という指標で考えれば、トントンの可能性もあるのではないだろうか。
例えば言えば、平坦な道を100キロ進むか、坂道を50キロ進むかみたいな感じ。
感動的な物語はアップダウンの連続だ
僕達は、小説とか、映画とか、ドラマとか、マンガとか、アニメとかを見て、面白いと感じ、感動する。
それは物語にアップダウンがあるからだ。
つまり、坂道ということ。
何も起きない日常がずっと続く物語はつまらないからだ。
何当たり前のことを言っているんだという意見もあろう。
では逆に聞きたい。
なぜ、あなたは、自分自身が物語の主人公になろうとしないのか?
多くの人は答えるだろう。
安定した人生が良いと。
なら、様々なエンタメなんて見る必要はないだろう。
何が言いたいのか。
みんな心の奥底では、アップダウンの人生を求めているということ。
小説とか、映画とか、ドラマとか、マンガとか、アニメとかの人生に、憧れがあるのだ。
そんなことは無いというのであれば、今すぐ、田舎に行って、のんびり過ごすのをおすすめする。
でも、みんなやらない。
選択肢はあるのに、選ばないのだ。
欲望に突き動かされて何が悪いのか?
話を戻そう。
ここまで読んでいただいた方は、もうお気づきだろう。
そう、太っている人は、アップダウンの人生を送っているのだ。
そして、アップダウンがあるからこそ、感動が生まれる。
感動とは、感情が動くこと。
日々、美味しい料理に舌鼓を打ち、心が、体が満たされるまで食べる。
それは、大きな感情の動き。
欲望の赴くままに貪る。
なぜ、それが悪いのだろう?
また、健康に悪いと、悪いは別ものだ。
というのも、確かに健康には悪いかもしれないが、ストレスは解消されているし、心の健康には良いだろう。
快楽も得ているし、日々、苦しみながら生きている人よりは、よっぽど楽しいし、人生を謳歌しているとも言える。
明日死ぬとして
もし、明日富士山が噴火して、日本が大混乱に陥ったとしよう。
ついでに大きな地震もおきた。
あなたは、ビルに閉じ込められてしまう。
救助が来るまでにはかなり時間がかかる。
空腹で頭が朦朧とする中で、あなたは考える。
ああ、卵かけご飯が食べたい。
そういえば、新しいレストランの料理も食べたかった、マクドナルドが恋しい。なんで飽きるほど食べておかなかったのだろう!
太った人は脂肪をたくさん蓄えているから、きっとあなたよりも長時間生き残ることができるだろう。
10日後、躯になったあなたと、激ヤセしたけど生還した人、どちらが良かったのだろうか?
僕達は何に支配されているのか?
世の中には、日々節制し、生きている人もいる。
カロリーを管理し、栄養を考慮し、健康を意識し・・・。
果たしてそれは、誰の意志なのか?
自分で選択したように見えて、実は世の中の意見に流されていないと自信を持って言えるだろうか。
本当に自分で自分自身をコントロールしていると言えるだろうか。
健康本やテレビ、著名人、健康アプリに逆に支配されてはいないだろうか?
日本では最近、ジムが流行っている。
しかし、有酸素運動をするということは、体内に活性酸素を作るということだ。
活性酸素はがんを誘発する物質である。そして、老化の原因でもある。
驚くべきことに、僕達は健康のためと言いながら、がんになる確率を高め、老化を早めているのだ。
長生きしたい!と言いながら、死の確率を高めることに勤しんでいる。
それは、長生きしたい!と言ながら、美味しそうにご飯を食べる太っている人と、一体何が違うのだろう?
やっぱり長生きしたいわけじゃない
そういうことを言うと、若い時のようにアクティブに動ける時間を長くしたいから運動していると反論する人もいるだろう。
その選択と決断には、敬意を表するし、素晴らしいと思う。
であれば、やはり長生きしたいわけじゃないわけで、アップダウンの人生の方が良いってことで、欲望を優先しているってことで、太っている人とやっぱり何ら変わらないじゃないかって話になる。
がんになろうとも、老化が早まって病気になりやすくなろうとも、本当は良いのだ。
大切なのは健康じゃなくて選択なんじゃない?
で、僕が結局、何を言いたいのかというと、大切なのは健康じゃなくて、選択なんじゃないのってこと。
どんな生き方をしようとも、自分で考え、自分で選択すること。
それが、何に起因していたとしても、自分で選択したならば、納得はできる。
たとえ、それがクソみたいな人生になったとしても。
てか、そもそもクソみたいな人生って悪いことなの?ってのも最近思った。
良いじゃん、クソみたいな人生だって。
自分で考えて、自分で選んで、自分で納得して、クソみたいだったなあって思ったって。
少なくとも、平坦な道を淡々を進む人生よりは、アップダウンがある人生の方をみんなは望んでいるわけだし。
まあ、そんなことを思ったわけです。
でも、できるかぎり、健康で生きていたいなと、僕は思っています。
なので、健康的な生活を送ろうとすることには同意です。
ただ、盲信するのではなく、すべてを疑ってみることが大切かなという話。