先日、甥っ子と遊んだ時に、学校からSurfaceを支給されていることに驚きました。めっちゃ羨ましいなあと。自分がPCをはじめて買ったのは高校生の頃で、PC98シリーズだったので時代を感じました。
Excelで最初に教えるべきこと
学校で先生からExcelについて教えてもらったそうですが、最初にカレンダーを作ったそうです。Excelはいろいろなことができてしまうソフトなので、まあそれはそれで良いのですが、最初に教えるべきことではないなあと感じました。
というのも、Excelとは表計算ソフトだからです。
最初のスタート地点を間違えると、とんでもないことになるので、個人的にちょっとビックリしました。
何が言いたいかというと、最初に教えるべきことは「Excelは表計算ソフトである」ということじゃないかなと。
辞書は枕じゃない
別にカレンダーも作れるし良いんじゃないの?という考え方の人もいるでしょう。
しかし、個人的には最初に教えるべきことではないかなと思います。
どういうことかと言うと、Excelでカレンダーを作ることを最初に教えるというのは、辞書は枕として使うことを最初に教えるのと一緒だからです。
辞書を枕として使うのを最初に教えるって、明らかにおかしいですよね。でも、Excelも同じようなことになっています。
Excelが万能ソフトとして売り出されているならとものかく、堂々と最初に表計算ソフトって書いてありますよね。だから、とても違和感を感じました。
教えるとしたら、例えばセルA1+B1をセルC1に出力することを最初に教えるのが先だろうと思ったところです。
なぜ最初が重要なのか?
別に後から表計算ソフトって教えれば良いじゃんという考え方もあるでしょう。確かにそうなのですが、三つ子の魂百までではないですが、最初の刷り込みってずっと残るんですよね。だから、とても重要だと思っています。
そして、一番最悪なのが、それを会社でも使ってしまうということです。
個人的に一番酷かったのは社内文書などのほとんどをExcelで作っている会社。表計算ソフトとして会計などでも使っていますが、それ以外のシーンで使うことが圧倒的に多いです。そして、Wordで文書を作成して資料を作ったら、うちはExcelだからと言われ、愕然としたことがあります。。。
いや待って、他社と文書のやり取りするときに、Wordじゃないとめんどくさいじゃんって思ったのですが、他社との契約書とかはWordなんですよね。。。
文書をExcelで作ると何が一番めんどくさいって添削なんですよ。履歴を全部残しておかないといけないので。Wordには修正したときに全部残す方法がありますからわかりやすいですが、Excelではそれができないので毎回前のバージョンを取っておく必要がありました。また、毎回添削を紙でやっていました。
一番最悪だったのが、5回ほど上司が添削して、最終的に自分が一番最初に書いた案を、いかにも自分の案として修正したときでした・・・。流石にイラッと来たので、最初に戻ってますよ。過去の全部の履歴残しているので見ますか?と言ったら、喧嘩売ってるのか?って言われました・・・。待て待て待て、喧嘩じゃなくて事実・・・。
結局履歴を残しておかず、上司の言葉が絶対という状況だったわけです。
で、これが中小・零細企業だったらわかります。これ上場企業でそれもIT系の企業なんですよね。。。
外部にはExcelを止めてITシステムを導入にしよう!って言っている会社の中が、バリバリExcelなんです・・・。
他にもWordだったら回避できる不具合が結構あり、また効率も悪いのですが、Excelは文書作成ソフトという認識が社内で出来上がっているので、変えようがありませんでした。外部に強要する前にまず自社内の改善からだろうと言いましたが、どうしようもなかったです。もう凝り固まっているので。
わかった上で使うのは良い
最後にExcelを表計算ソフトとわかった上で、他の用途に使うのは個人的には問題ないかなと思っています。
ただ、Excelが何でもできるソフトだと認識してしまうと、いろいろと不具合が起きるわけです。だって用途が違うんだから。
で、その不具合を不具合と認識できないと、無駄な仕事が一杯増えてしまいます。こういう点を改善するだけで、仕事ってかなり効率的になるんですよね。
ということで、以前いた会社で無駄な作業が多くて疲れた話でした。