防衛マスター – ローグライクタワーディフェンスゲームで悪くは無いけど、成長要素の上限はもっと上げて欲しかった

投稿者: | 2024年11月14日

評価・レビュー

☆3/5

防衛マスターはローグライクタワーディフェンスゲームです。PS5でプレイ。

キャラクターを選び、右から来る敵を倒し、レベルが上がると4つから能力アップやタワーを選択して、ステージクリアを目指すという感じ。

キャラクターは7種類用意されていて、それぞれ違ったパラメータや攻撃方法になっています。

また、必殺技的なスキルも用意されていて、複数から選ぶタイプです。キャラクターと紐づけされているわけではないので、組み合わせは自由。

敵を倒していくと、コインが貰えて、そのコインでベースの能力強化が可能です。

余計な説明が無い

基本的にストーリー的なものはありません。個人的に、ゲームに壮大なストーリーは無くても良いと思っているので、すぐにゲームプレイに入れたのは好印象。

ただ、ゲームシステムについての説明も省いてしまったのは、ちょっと改善して欲しいかなと。

チュートリアルとかは無くても良いので、せめてヘルプみたいな感じで、ゲームシステムや用語の説明は欲しかったなと。

最初個人的に意味がわからなかったのがHPです。左上の赤い部分がHPで、それが0になると負け。灰色の部分はシールドで自動で回復していくという感じ。

ゲームの根本的な部分は面白い

基本がタワーディフェンスゲームで、そこにローグライク的な要素を加えたのは、個人的に面白いと思いました。

タワーディフェンスゲームというと、基本的に自分でタワーを設置して、自分で強化してという感じなので、レベルアップで能力を選ぶというのは、あまり見たことが無かったので新鮮な感じでした。

攻撃はボタンを押すと自動で敵を狙ってくれるので楽ちん。

また、キャラクターは一番左から動けませんが、上下に動かして攻撃を避けるという感じです。

マスは4か5つぐらいあって、そのマスを上下に移動するタイプで、昔、こんな感じのゲームをしたことがあるのですが、何だったか思い出せず。

一応、左右のコントロールで回避や攻撃もできるみたいですが、結構難易度が高いかなと思いました。

やり込めばできるのでしょうが、全体的なボリュームが少なく、能力の選択肢も少なく、成長もすぐにカンストしてしまうので、やり込むという感じにはならないのが残念なところ。

あと、個人的にアクションゲームとか苦手なので、成長要素が無いと、高難度のクリアは難しいかなと思いました。

コスパ的にはちょっと高め

値段がPS版の場合は、¥1,430です。

その値段に対して、ゲームとしてのボリュームはかなり少ない印象。

個人的にはゲームのプレイ時間のコスパというのはあまり気にしない方なのですが・・・、コインでキャラクターのベース能力を強化したり、スキルを解放したりするのが、15〜6回ぐらいのプレイで終わってしまって、あとはひたすら自身のプレイ能力の研鑽しかなく・・・。

もっと、強化のレベルの上限を上げた方が良かったのではないかなと思います。

また、ローグライク的な能力強化要素も、すぐにパターン化してしまいます。もう少し種類が多くても良かったのではないかなと。

ゲームバランス的なものを考えてのことだと思うのですが、この手のゲームの場合、上限が高い方が良いと思います。

最近プレイしたゲームだと、METAL SLUG ATTACK RELOADEDなどは、基本的なゲームシステムはシンプルですが、強化の果てが見えず、ハマればやりこみがいがあるゲームです。

そんな感じで、もっとやり込み要素があったら、良かったのになあと思いました。

ちなみに、グラフィックの時点で、好みというか、避けられてしまうこともあるかなと。個人的にグラフィック自体はゲームの本質には関係無いと思っているので気にしませんが、見た目で購入を躊躇する人も多い気はしました。

配信プレイ動画

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