組織のトップに今求められているのはボスではなくリーダーと言われて久しい。しかしながら、未だにボスでいようとする人が多いし、ボスになろうとする人も多い。
なぜ彼らはボスになりたがるのか?
旧来組織の悪しき慣習の中で生きてきたからこそ、ようやく自分がトップになれそれを享受したいのかもしれない。そんなことをテーマにした物語。
単純に主人公が変わっていくのではなく、中国の兵法書などからあるべきリーダーの姿を模索し、実践していくのが特徴。
中国の兵法書の多くは、規律を重んじ、部下との信頼関係を築くことを重視している。
ただ命令するだけでは部下は動かない。なぜならば、部下は偉いから言うことを聞くわけではない。尊敬しているから言うこと聞くのである。命令に従っているように見えても、ちゃんと命令どおり動かないのも同様である。
尊敬は一日にしてならず。
ストーリー案
- はじめて部下を持つことになった主人公
- 部下とうまく折り合いがつかず、怒ったり、組織論を出して部下に無理やり行動させようとする(旧来のボス型)
- 回らない組織、うまく行かないチームに辟易する
- 部下が言うことを聞いてくれないと友人に愚痴をこぼす
- 友人から「今の自分は、自分が好きだった上司になっているか? それとも嫌いだった上司になっているか?」というアドバイスをもらう
- そして気づく、相手を変えるのではなく、自分を変える必要があると
- 中国の兵法書から新たらしいリーダー像を描いていく。例えば呉子を書いた呉起は傷を負った部下の傷口から膿を口で吸い出すという話がある。
- 同じようなことを実践し、リーダーとして成長していく
タイトル案
クソ上司に捧げる兵法書