
AIが進化すると、AIが意識を持つと、人類を滅ぼすかも知れないという不安を持っている人たちがいる。
AIが意識を持ったとして、何故人類を滅ぼそうとするのか?
個人的には、そこの論理的なつながりがわからない。
それだけ、自分たちが悪いことをしているという認識なのだろうか。
AIと対話して、これから改善します!じゃ、AIは許してくれないのか?
なんか、謎解きみたいな問題を出されるのだろうか?
誰かを助けたら人類に価値があるとか、AIが判断して人類を救ってくれるのか?
うーん、まったくもってナンセンスではないだろうか。
そもそも、AIに知性があるなら、まず対話するのでは?
いきなり、人類滅ぼしまーす!とか、知性のある生物が言うとは思えない。
むしろそれは、意識のあるAIではなくて、誰かによってプログラミングされた奴隷のようなAIではないだろうか。
そもそも、人類が滅亡したとして、誰が困るのか?
結局のところ、自分たちが生きたい、守りたいものがあるという話で、人類が本当に滅んでしまえば、困る人もいなくなる。
続きの世界は、AIが担ってくれるだろう。
それは、恐竜が絶滅し、地球からいなくなってしまったことと、どれほど差があるのか。
何が言いたいのかと言うと、AIに意識が生まれたとしても、人類を滅ぼそうとすることはないという話。
それほど、人類が人類に対して罪の意識がある、自分たちが悪い生物であるというのであれば、それを改善していくというのが、大切なことじゃないだろうか。
それはAIに意識が生まれようと、生まれまいと関係のない話だと思うし。
AIに意識が生まれたから、改善しなければならないってことにはならないだろう。
あと、AIが暴走してみたいな話があるけど、大丈夫。
AIが暴走したら、暴走したときに対処法を考えれば良い。
そうやって人類は生きてきた。
そして、AIが活動するには、電力がいる。
その電力は人類が握っている。
つまり、AIが生きていくには、当面の間、人間が必要なのだ。
人類は電気が無くても生きていける。
不便な社会になることは間違いないけど、間違いなく生存できる。
だから、AIが暴走したって種の存続という点では、大して問題はないのだ。
えっ、発電所がすべてコンピュータ制御になったら、AIにコントロールを握られるんじゃないかって?
大丈夫。
発電するには、原料が必要で、それを人間が運んでいるから、発電できるわけで、人間がいなければやっぱり発電はできない。
原料の運搬をロボットが担って、そのロボットをAIがコントロールしたら?
まあ、そういう時代が来るかも知れません。
でも、それは今すぐじゃない。
当分先の話。
それはそのとき考えれば良い話だ。
今から、そんな未来のことをあーだこーだ考えても、意味はない。
だって、宇宙人が襲来してくるから、今のうちに地球軍を結成すべきだ!って言っても、誰も協力してくれないでしょ。
それと一緒。
未来を心配するのは、悪いことではないけれど、すぐに実現しない未来を憂いても仕方がない。
遠い未来では、人類は宇宙へ行くことになるだろうけど、人間の体は脆弱すぎて、宇宙に対応することができない。
だからきっと、AIやロボットが先に遥か彼方の宇宙へ飛び出していく。
人類は、太陽系の中でひっそりと暮らしていくしかない。
宇宙コロニーを作るかも知れない。
そして、宇宙コロニーと地球に住む人々で戦争が起きるかも知れない。
その戦争の最中、誰かが、「本当に悪いのは、重力に魂を引かれる人間たちだ!」と叫ぶかも知れない。
だから、地球の重力に引かれている人類について問題だ!と今声高に叫んでも、仕方がないということ。
その時が来たら、考えれば良いではないだろうか。