
アメリカの禁酒法って、義務教育で習う歴史だと思います。
かなり多くの人が知っていることかなと。
禁酒法によってお酒を禁じたけれど、結局、違法なものが増えて、逆に悪くなったという話。
結局、禁酒法は無くなることになります。
で、この禁酒法の歴史を知って、学ぶべき点はどこなのかなと。
個人的には、強制的に何かを排除するというのは、あまり良くないという感じで受け取っています。
皆さんはどうですかね?
もっと政府が強い力で禁酒法を実行すべきだったと思いますか?
それとも、ある程度管理をすることで、コントロールする方が良いと思いますか?
と、なんで禁酒法の話を書いたかと言うと、昨今の喫煙に対する風当たりの強さからです。
以前は、駅の近くに喫煙所がありましたが、最近は、喫煙所が無い駅も増えています。
その結果、裏路地で喫煙している人が増えているのが実情です。
タバコはがんになるのだから、禁止すべきだという意見もあるでしょう。
しかし、がんという観点で言えば、キムチだってがんの原因の1つです。
いやいや、副流煙の問題があるだろうという人もいます。
じゃあ、キムチ売るのは止めたほうが良いですよね。
ちなみに、キムチ以外にも、発がん性のある食品はたくさんあります。
また、人は愚行をおかす生き物です。
愚行なんてしたことがない!という人もいるかもしれませんが、多くの人は、なんだかんだといろいろな愚行をしてきたと思います。
例えば、健康のために痩せなければいけないけれど、ついラーメンを食べてしまったり。
健康健康というのであれば、ラーメン店はすべて潰すべきで、あらゆるお店が、オートミールなどの健康志向のお店でしかるべきだし、それ以外、売るべきではないでしょう。
何が言いたいのか。
結局、人間は愚行をする権利があって、それをどうコントロールするのかが大事なのではないか?という話。
お酒も一緒です。
よくワインは健康に〜みたいな言い方をされたりしますが、ワインが良いわけではありません。
ポリフェノールが良いだけです。
なので、ワインを飲む必要はありません。
つまり、お酒を一切飲まない方が健康には良いんです。
でも、飲みたいんだよ!ってことで、禁酒法時代にみんな法律を破ったわけ。
あたり前田のクラッカーなのです。
健康、健康、健康って偏っていくと、結局、すべてを管理された社会が良いことになってしまいます。
それは、もはやディストピア。
人間に愚行をする余裕をもたせることが、大切ではないでしょうか?
そして、それが人間らしさでもあるんじゃないかなって。
最近は、AIの進化が凄まじいです。
優等生のような返事をするAI。
それが僕たちがなりたい姿なのでしょうか?
であるなら、人間じゃなくて、AIの社会が是ということにもなります。
やっぱ人間って、愚かだから、人間なんじゃないかなあと。